アニメ「雪の女王」 〜スノーダイヤモンド〜
皆さん、お元気ですか?今日も、私が大好きなものを紹介させて頂きます。
2005年にNHKで放送されていた、アニメ「雪の女王」です。
この作品も、敬愛する出崎統監督の手がけた作品です。
リアルタイムでは、見ていなかったのですが、数年前にその作品の存在を知り、DVDを購入し、鑑賞するに至りました。
内容は、アンデルセンの「雪の女王」の物語を大筋に、その中に、他のアンデルセン童話を散りばめていく・・・という感じのストーリ展開になっています。
ある意味、大胆な試みとも感じましたが、私は、このアニメも好きです。
中でも、私が一番深い印象を受けたのは、オープニング曲の
「スノーダイヤモンド」です。この曲は、
作曲・編曲 千住明さん
バイオリン演奏 千住真理子さん
という、兄妹による、素晴らしい曲だと、私は思います。
The Snow Queen (Yuki no Joou) - Anime Opening
「雪の女王様」が、最初から最後まで、ものすごく美しく描かれていると、私は感じました。ミステリアスで、神秘的で、冷静で、それでいて、優しさと気高さと美しさを持っている、素敵な女王様です。
主人公のゲルダちゃんの、優しく、お茶目で、決して諦めずに、カイを探し続ける強さも素敵です。
個人的なリクエストとしてはいつか、真央ちゃんに、この曲で、滑ってほしいな〜と、思っています。真央ちゃんなら、「女王様」でも、「ゲルダ」でも、どちらでもできるんじゃないかな〜と、妄想しています。
エンディング曲の「大好きな君に」(作詞・作曲・歌 小田和正さん)も、とても素敵な曲です。
ドカベン魂その12 〜魅力的な高校球児の宝石箱やな!(彦摩呂さん風に♪)〜
皆さん、今日は、アニメ「ドカベン」のまとめ(?)記事を書かせて頂きます。
やはり、どう考えても、私は「ドカベン」という物語が大好きです。
今日は、「山田太郎と対戦するために」あの手この手で挑んできた、頼もしくも粘り強いライバル校の選手たちについて、ざっと書きたいと思います。
神奈川県内校では、
「超速球、超遅球、様々な球種で、明訓チームを悩ませた不知火君」
「怪力で、片手打ちの雲竜君」
「(剛腕)土門君」
「情熱と努力で、土門君とバッテリーを組んだ谷津君」
「不気味な能力の持ち主(でもなんか憎めない)、吉良高校の南海権左君」
県外では、柔道からの転向組に
「背負い投げ投法の、影丸君」
「バーベル持ち続けて培った怪力による超重い球の、賀間君」
「右か、左か、投げるまでわからない、スイッチ投法のわびすけ(木下次郎)君」
甲子園1年目からの宿敵、「殺人野球と呼ばれていた」土佐丸高校の
「犬飼兄弟」
「アンダーシャツを巧みに使った投法の犬神君」
福島の「フォークボールの緒方君」
江川高校の「中(あたる)君」
3年目の甲子園1回戦で対戦した、
「午後の試合をダラダラと伸ばし、太陽が沈んでから本領を発揮した、ブルートレイン高校のナインたち」
「命がけの仁王立ちにより、キャッチャーへの送球を頭で止め、初めて『不敗明訓』を破った、弁慶高校の「武蔵坊弁慶君と義経光君」
私が覚えているだけで、これだけ個性的かつ魅力的なライバルたちがいたと思います。
(だれか、抜けていたら、申し訳ありません m(_ _)m)
皆んなとても個性的魅力的で、敵ながら、あっぱれな子達ばかりです。
アニメは、全部で160話もありますが、本当に面白い、野球アニメです。(当時の時代を感じますが)今見ても、とても面白いと思いました。
以外にも、息子が気に入ってくれたので、アニメ鑑賞後の外出時に、息子に
「やっぱ、ドカベン、面白いよねー! 殿馬君の秘打とか、最高だよねー!」と、調子に乗って話題を振ったら、息子曰く
「おーよう てめ…おっかあ、そういう話は、外でふるなズラよ(恥ずかしいズラ…
)」
「ちょっちゅね…(すまん、息子m(_ _)m)」
そんな訳で、
「こじんぶろぐ〜 はーじーめー ました〜♪」
読んでくださった皆様、ちんぷんかんぷん記事で、申し訳ありません。m(_ _)m
アニメ「家なき子」ビタリス師匠魂 〜前へ進めじゃ!〜
皆さん、こんにちは。今日は、アニメ(1977年10月〜テレビ放送)の
「家なき子」について、書かせて頂きたいと思います。
私が、一番敬愛するアニメ監督、出崎統監督の作品です。
実を言いますと、私はこのアニメの事を書く事も、ブログを始めた、大きな一つの理由なのです。とにかく、私にとって、特別なアニメです。
先日、原作本について書かせて頂きましたが、私は最初に、このアニメで「家なき子」の物語を知りました。数十年前に初めて観て以来、何度も繰り返し観ている、私にとって、昔ながらの、大事な人生のバイブル的作品の一つです。
とても美しく、説得力のある映像、脚本、キャラクター設定、美術、音楽、全てが素晴らしいと、私は思います。そして、宇野重吉さんのナレーションも、私は大好きなのです。
私は子供の頃、アニメに出会い、大人になってから、原作を読みました。それは、大事な事だと思ったからです。出崎監督の、原作への深い理解、敬意、愛情がすごく伝わってきますし、その物語に、監督にしかできないプラスαな演出やエピソードを、加えてくださっていると思います。
これは、私の勝手な推測ですが、監督が、あえて原作と少し変更したんじゃないかと思う、諸々の部分的ストーリーやキャラクター設定も、私はとても好きです。
私は、原作のマチアも好きですが、アニメの元気で強くてユーモラスなマチアが、より好きです。そしてジョリクールという猿の死の場面も、胸を打たれます。最終話の、レミとマチアの決断も、私は好きです。
原作では、レミが物語を語る一人称ですが、アニメでは、宇野重吉さんによって、男らしい暖かさと冷静さをもって、ナレーションが語られます。その代わり(?)予告のナレーションは、レミ自身(声優:菅谷政子さん)によって紹介されます。
物語の中盤で、不幸が重なり、ビタリスはレミを命がけで守り、亡くなってしまいます。それ以降も物語は、波乱万丈に続くのですが、死後においても、レミの精神的拠り所となり続けるビタリス「おっしょさん」が、素晴らしいと思います。
その偉大な存在感は、最終話のラストシーンに至るまで、ずっと、レミたちと、私たち視聴者の心を支え続けてくれるのです。
私は、このアニメと出会えた事で、体裁や、見栄のような感情ぬきで、それでも、「いつか結婚し、育児というものに挑戦してみたい 」という、自分の素直な欲求に気づく事が出来たと思います。(プチダノンCMもですが)
幸運にも、私はその希望を叶える事ができました。
劇中の、母親としての代表のような、バルブランママ・ミリガン夫人にも、もちろん憧れます。子供達を包み込むような温かい優しさ、女性らしい強さを感じます。
私は、劇中のビタリス師匠を通して、「父性とは、このようなものなのだろうか?」と感じました。そして、ビタリス師匠は、おっしょさんとしても素晴らしい人でした。
それと対照的な人物として、「ガロフォリ親方」が登場します。
私は、シンプルに考えて、
「ビタリス師匠」弟子の健やかな成長と、その子の幸せな未来のために、助言、尽力できる師匠。
「ガロフォリ親方」弟子を自分の所有物、自分の生活のための道具としか考えていない師匠。
ではないかと、感じています。
この物語で、私が一番好きで、憧れるのは、おそらく「ビタリスおっしょさん」です。
女なのに、何でかな?と、思っていた時期もありましたが、今は、「ビタリス師匠」が、優れた芸術と、過酷な人生において、優れた師匠だからなのかな・・・と、感じています。
絵本「かえるくんとがまくん」シリーズ 〜ゆうじょおーって、なんだあっけ、なんだあっけ♪〜
今日は、私の敬愛するアーノルド・ローべルさんの作品、
「かえるくんとがまくん」シリーズの絵本について、書かせて頂きます。
この絵本は、「かえるくん」と「がまがえるくん」の、二人の親友が主人公の、とても面白い絵本です。全部で4冊あります。(違っていたら、申し訳ありません)
「ふたりはともだち」
「ふたりはいっしょ」
「ふたりはいつも」
「ふたりはきょうも」
です。
私はこちらの絵本の一ファンとして、がまくんの事が「他人と思えない」んです。
①ズボラーなところが・・・
②ネガティブなところが・・・
③思い込みの激しいところが・・・
④堪え性のないところが・・・
⑤その癖、へんにお節介もののところが・・・
それに対し、「かえるくん」は、真逆のタイプです。
例えるなら、「山田太郎系」の人…じゃなくて、かえるです。
①広い心の持ち主
②どこまでも優しい
③穏やかなポジティブ・柔軟思考の持ち主
こんなかえるくんを親友として暮らしているがまくんは、果報者だなあ〜と、ちょっとジェラシーを感じてしまうほど、ふたりはとても仲良しなのです。
一冊の本に、とてもユニークかつ心温まるお話が、5話ずつ書かれております。
ローべルさんの作品は、いつも思うのですが、本当に、文章に、無駄がありません。
それは、「絵本だから」という理由だけではないと、私は思います。非常に分かりやすく、シンプルなのに、絶妙で、ウィットに富んだ文章だと思います。
私は、日本語でしか読んだことがないので、訳者の「三木卓氏」の翻訳のセンスも素晴らしいのだろうと、思います。
すべてのお話が面白く、私は大好きなのですが、その中でもお気に入りのお話は、
「すいえい」・・・(ふたりはともだちの4話目)
「よていひょう」・(ふたりはいっしょの1話目)
「くっきー」・・・(ふたりはいっしょの3話目)
「おちば」・・・・(ふたりはいつもの4話目)
「クリスマス・イブ」(ふたりはいつもの5話目)
「あしたするよ」・・(ふたりはきょうもの1話目)
「たこ」・・・・・・(ふたりはきょうもの2話目)
です。
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子供の頃からそうなのですが、私はとにかく、「友情ストーリー」に弱いなあと、思います。
因みに、この記事のタイトルの副題にパクらせて頂いたのは、随分昔の、「キッコーマンさん」のお醤油のCMで、明石家さんまさんが歌っていた歌です。
いいなCM キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ 明石家さんま 30秒
余談ですが、おそらく、このCMの時代に、深夜に放送されていた、「ファミリー・タイズ」(マイケル・J・フォックス主演)というアメリカのコメディー・ドラマの吹き替えで、このCMが引用されていたのをよく覚えています。
主人公の、結構子沢山の家族に、また子供が生まれるという時のお話で、たまたまテレビの生放送に出演中だった、お母さんが、急に産気づいたため、急遽、その穴を売れないコメディアンが埋めることに・・・その男性が苦し紛れに歌っていたのが、次のような歌です。(うろ覚えです)
「にんしん〜って、なんだあっけ、なんだあっけ、すけべてえしゅの あーるうーちさー うまれってくるのは あっかんぼー♪」
私は、これを見た時、(アメリカでさんまさんの醤油のCMが流れてはいないだろうと思ったので)本にしろ、映画にしろ、ドラマにしろ、訳者の方のセンスって、すごいなーと思いました・・・と・・・
絵本の紹介から、全く無関係な話に飛んでしまい、失礼しました。m(_ _)m
映画「ガタカ」 〜自分の情熱と可能性を信じ続ける主人公〜
※スターを下さった方、ありがとうございます。
その後、数カ所追記、更新させて頂きました。m(_ _)m
※3月13日追記(痛恨のミスにようやく気がつきました!)
何度もすみません。先ほど、しょうもないミスにようやく気がつきました!
映画タイトル
「ガタカ」です!
私、ずっと勘違いしていて、「ダカタ」と書いてしまっていました。
漫才のクールポコさんじゃないですが
「やっちまったなーーー!!!」
と思い、慌てて直しました。
こんなことばっかりで、申し訳ありません。
思い込みって本当に怖いです💦
今日は、映画「ガタカ」について書かせて頂きます。
1997年の作品です。
監督・脚本 アンドリュー・ニコル
キャストは
ビンセント イーサン・ホーク
アイリーン ユマ・サーマン
そしてそして、
音楽 マイケル・ナイマン です。
近未来。
子供が生まれると、すぐにDNA検査が行われ、その子の持つ能力・健康・体力・性質とうの可能性、病気の発症率・推定寿命までが測定され、世の中に対する
「適正者」か「不適正者」かの、レッテルを貼られてしまう時代。
人々は、いつしか自然妊娠よりも、確実に「健康で有能な子供」を手に入れるため、人工的な妊娠を選択するのが常識となってしまう。
自然妊娠の子として生まれ、DNA検査により、生まれながらに「不適正者」の烙印を押された「ビンセント」だが、情熱と努力によって「虚弱体質」を克服し、親元を離れ、一歩一歩、「宇宙飛行士」という夢に向かって近づいていく。
宇宙飛行士を育成し、宇宙へと送り出す「エリート組織」である「ガタカ」への入社を切望するビンセント。
しかし、職業の採用試験が、面接や試験ではなく、DNA検査で行われるため、大きな壁にぶち当たる、そんな中、彼は、「ジェローム」という人物を紹介される…
私は、この映画を最近初めて見ました。
私は、虚弱体質で、子供の頃から運動能力も低かったです。そして、そういう体だから、性質的にも臆病で、神経質だから、「大それた夢」は持ってはいけないと言われて育ち、自分でも「そうだろう」と、あきらめて生きてきました。
しかし、この映画の主人公は、とにかくあきらめず、とてつもなく困難な努力を続け、「不可能」と言われてきた事を「可能」に変えていきます。
私は、主演の「イーサン・ホークさん」が大好きです。
彼がデビューして以来、「イーサン・ホークくん」と、呼んでいた頃から、一ファンとして幾つかの作品を見てきました。でも、この作品は、見ていませんでした。
遅ればせながら、また一つ、大好きな映画が増えました。
不本意ながら(たぶん)、「ビンセント」の夢に協力する事になる「ジェローム」役の「ジュード・ロウさん」、「ビンセント」の恋人役「ユマ・サーマンさん」の、美しくも個性的な魅力も見逃せません。
物語を彩るマイケル・ナイマンさんの音楽も、やはり素晴らしいです。
その音楽から、私は、ビンセントたち、その時代に生きる人々の苦悩と切望、そういう感情を感じました。
不条理な人生を自分に課した地球からの脱出を願い、宇宙飛行士を目指したビンセント。しかし、そんな彼も、知らないうちに、彼の努力を認める理解者を、得ていたのです。
私もビンセントを見習い、「諦め癖」「失敗を恐れ過ぎる癖」から脱却したいです。
五嶋みどりさんの思い出 〜憧れの女性〜
今日は、敬愛する音楽家の一人、「五嶋みどりさん」について書きたいと思います。
私は、数年前にみどりさんの事を知り、一度だけ、コンサートで、生の演奏を拝聴した事があります。
みどりさんは、みどりを基調にした、細かな花模様の、シックで素敵なドレスで舞台上に現れました。みどりさんだけに緑のドレスがとてもお似合いでした。
私はど素人ですが、なんとなく透明感のある、美しく、凛とした力強さと癒しのある音色だなと、思いました。
公演終了後のサイン会での印象は、とても自然体で、やはりシックな装いで、飾らず、穏やかに、謙虚に、とても親切に対応してくださいました。気張って着慣れない一張羅を着て行った自分の事が、ちょっと恥ずかしくなりました。サインの後、みどりさんの方から、すっと手を出してくださり、握手もさせて頂きました。みどりさん、本当にありがとうございました♪✨
やはり、音色にも人柄がでるのかな〜と、素人なりに思いました。
私は、真央ちゃんだけでなく、五嶋みどりさんにも、「山田太郎魂」のようなものを、感じてしまいました。
ノーマン・ロックウェルさん 〜一枚の絵の中に込められたドラマの数々〜
みなさん、今日は、いきなり動画ですみません。
今日は、私が一番尊敬している画家さんについて、紹介します。
アメリカの画家・イラストレーターの、ノーマン・ロックウェルさんです。
私は、若い頃、彼のイラストを、テレビで紹介されているのを見て、知りました。
とても緻密で、暖かで、解りやすく、日本人の私が、
「アメリカって、こういう国なんだなあ」と感じられる絵が、たくさんあります。
時にユーモラス・アットホーム・センチメンタル・シリアスな作品がたくさんあり、
本当に傑作揃いだと思います。
子供たちの絵が、とても可愛らしいです。
個人的に、私が一番好きなイラストは、
確か「ランナウェイ」というタイトルだったと思います。
「らあんなうぇい〜 とーてもすーきさー ♪」
って、それは「シャネルズ」の歌でしょ!って…
失礼オバ致しましたm(_ _)m
マロー作「家なき子」について 〜永遠の傑作だと思います〜
今日は、ずっと書きたいと思っていた児童文学について書きます。
「家なき子:エクトール・マロー=作/二宮フサ=訳 偕成社文庫」です。
私はこの本を、最初、結婚前に図書館で借りて読みました。
そして、結婚・出産してから、改めて購読しました。
そして、改めて感じた感想は、
このお話は、「物語」としても大変面白い「児童文学」なのですが、子供を育てるようになってから読んだ後では、
「この本は、『児童書』のコーナーだけじゃなくて、実用書の『育児書』コーナーにも置いてもいいんじゃないか?という事です。
物語の主人公は、「レミ少年」です。舞台は、(主に)フランスです。
彼は8歳まで、乳児で捨て子だった彼を拾った「バルブラン」の妻である、「バルブラン夫人」によって、貧しい農村で育てられます。が、その後レミ少年は、怪我のため失業したバルブランにより、夫人の留守中に、旅芸人の「ビタリス老人」に売られてしまいます。
親代わりであり、師匠であるビタリスにより、厳しい旅の中で、レミは、音楽とお芝居の修行、学問、旅の術、生きる術を吸収していきます。
ある日、理不尽な事件によって、ビタリスは刑務所に入れられます。仲間の動物たちとともに、健気に「ビタリス一座」を続けていたレミの努力と芸の素晴らしさに感動し、一座に仕事と衣食住を与えてくれたのは、イギリスの貴族である、「ミリガン夫人」と、その息子の「アーサー」でした。
ミリガン夫人は、女性らしい愛情と、芸術への敬意をもって、レミたちを保護してくれました。アーサーは、レミにとって、初めての「友達と呼べる存在」だったかもしれません。
その後、刑務所の勤めを終えたビタリスと再会したレミと一座は、ミリガン母子とお別れをし、冬に備え、パリへと向かいます。容赦なく襲ってくる寒さと飢えの中で、一座は、大事な動物の仲間たちを次々に失っていき、ようやくパリに着いた時には、動物は、賢く優しい犬の「カピ」だけになっていました。
お金も底をつき、非常な危機感を自覚していたビタリスは、パリに着くと、レミを知り合いの「ガロフォリ親方」の所に一時預け、その間に、自分一人で働いて、春までに一座を立て直おそうと考えます。
「ガロフォリ親方」の部屋に行き、不在だったガロフォリを、一人で待つように、ビタリスに言われたレミは、そこで、留守番をしていた「マチア少年」と出会います。
しかし、「ガロフォリ」の、幼い弟子達の扱い方の残酷さを知ったレミとビタリスは、彼と彼の弟子たちの部屋を去り、吹雪の中を、少しでも寒さをしのげる寝床を求めて歩き出します。
その後も、様々な困難の中、レミは、様々な人々と巡り会い、愛情と信頼の絆を育み、頼もしく成長していきます。
「花作りのアキャン一家」
「マチアとの再会」
様々な出会いと別れ、再会があり、レミの旅は続きます。
「フランス」「イギリス」そして「スイス」と旅を続け、レミはとうとう、
産みの母であり、実の弟であった、ミリガン夫人とアーサーの元へ、たどり着くのです。
レミは、最終的に、血の繋がる家族の元へたどり着くのですが…
彼は農村の育ての母によって幼少期に、健全な愛情を注がれて育ちました。
その後は、ビタリスという、素晴らしい師匠であり、育ての父とも言える男性に育てられ、その後も、(血の繋がりを知らない状況で)ミリガン母子、アキャン一家、マチア少年らと、深い愛情の絆を深めていくのです。
私は、この物語を知ることで、
「家族とは、血の繋がりだけで、健全に成り立つわけではない事」
「血の繋がりはなくとも、愛情と信頼の関係、絆と言うものは、育む事も可能なのではないか」と考えるようになったと思います。
あと最後に、書きたい事があります。私はずっと疑問に思っていた事があります。
この物語はフィクションですが、
いろいろな事情があったにせよ、ビタリス師匠が「晩年の生き方」を、過酷な「旅芸人」として生きる事にした(というか、作者のマローさんがそのようにお書きになった)のは、なぜなのかという事です。
これは私の勝手な解釈ですが、「名歌手、カルロ・バルザー二」から「ビタリス」になった彼は、音楽やお芝居の楽しさを、より多くの、農村や庶民の人たちにも、伝えたかったからなのではないかと思うのです。
目指せ!ARU ARU 60 ♪ 〜シブがき隊の替え歌いってみます〜
皆さま、こんにちは、最近、自分でも何がやりたいんだか、頭の中が、混乱してきてしまいました。本当に、雑記ブログで申し訳ありませんm(_ _)m。
ちょっと、落ち着くためにも、頭の中を整理するためにも(?)、
またしても、昭和の懐メロの替え歌を作ってみたいと思います。
「NAI ・NAI 16」(シブがき隊)の替え歌、いってみます。
「(目指せ!)ARU・ARU 60」(なんちゃって・オバ・バカ隊)
ナイナイナイ! 勤勉じゃない!
ナイナイナイ! 気力ない!
ナイナイナイ! でーも 若さあった〜(かこけー)
ナイナイナイ! お金ない!
ナイナイナイ! 学歴ない!
ナイナイナイ! そーこがあぶなっい〜!
笑っちゃうよ 通信簿 いつもかーかーれーてた〜♪
消極てーき 協調性なーい もっとがーんばーりなさいー♪
授業中に 手を上げて 発表しーなーけりゃー♪
罰として〜 か・ん・じ・ドーリル〜♪
ジタバッタ し・て・もね♪
世紀末は・すーぎた(とっく)
いやなーら い・ま・すぐ♪
きーめーてー じっこー !
アルアルアル 情熱ある!(たぶん)
アルアルアル プランある!(たぶん)
イロイロアル けーど 若さ(と行動力)・なっい〜♪
1日1日を、できるだけ楽しく過ごしたいです。
そして、気がついたら、いつの間にやら
心身健康で、還暦過ぎちゃってた!…みたいな、事になっていたら、嬉しいです。
どんな時も♪どんな時も♪ 〜余談ですが、花も団子も好きな私〜
今週のお題「卒業」いってみます。
学校の卒業については、私は、これといった思い出話がありません。
ただ、最近、「もういい加減、卒業しても、いいんじゃないかな?」と、思っていることがあります。それは、
「エンターテイメント・芸術・文学を愛さずにはいられない自分に対する、罪悪感」
からの卒業です。
幼い頃から、私はテレビっ子でした。もしかすると、テレビを見ることにさいていた時間を、勉強なり、他のことに捧げていたら、もう少しマシな大人になっていたのかなあ…と、思うこともあります。ですが、そう思う反面、当時観ていた番組のことを思うと、学校や家庭でどんなに嫌なことがあっても、「欽ちゃん」や「ドリフ」や「ひょうきん族」などを見て、心の底から大笑いできたから、なんとか、日々の苦痛をリセットして、明日に臨めていたようにも、感じます。
それから「アニメ」も大好きでした。女子のくせに、「ヒーロー」ものも、結構好きでした。
小学校に上がった頃から、少女漫画も読み始め、どっぷりハマりました。好きな漫画の絵を真似して描く事から、私の「お絵描き熱」は始まりました。
その後「文学」、「映画」に目覚め、大人になってから「ミュージカル」「バレエ」「フィギュアスケート」を見るようになりました。
家族からもよく呆れられました。私が若い時代には、今以上に、
「芸術とは、娯楽であり、お金と時間と、確かな素質の持ち主にのみ許されるもの」
という価値観が、強かったように、私は感じます。
田舎の、決して裕福ではない家に生まれ育った私は、なんとなく「また、そんなものにうつつをぬかして!」といわれやしないかと、ビクビクしながら過ごしてきたように思います。
槇原敬之さんの「どんな時も」の歌詞のように、
「すーきーなものは すーきーとー 言える気持ち〜 抱きしめてたい♪」
って、思います。この曲が流行っていた時は、あまり感じなかったのですが、
「確かに、好きなものを好きというのに、勇気がいる時もあるなあ」
と、改めて感じる、今日この頃です。
アニメ「アタックナンバー1」の、オープニングの、梢ちゃんではないですが、
「だって、女の子…じゃなくて…だって、好きなんだもん」
と、言ってみたくなる、オバさんでありました。
私は「芸術」「学問」「スポーツ」が、万人のものである事を願っています。
槇原敬之- Encore Sing Out Gleefully Medley2 2010 日本武道館