芸術は心のごはん🍚

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ドラマ「坂の上の雲」について  〜傑作ドラマ・そして名曲「stand alone」〜

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

私は、ここ数ヶ月、いろいろあって、落ち着かない日々を過ごしていました。

 

今日は、NHKスペシャル大河ドラマ 「坂の上の雲」について、少し書きたいと思います。

 

この大河ドラマは、2009年〜2011年までに、第1部、第2部、第3部と分けて放送された、大作です。

 

原作 司馬遼太郎 「坂の上の雲

脚本 野沢尚/柴田岳志/佐藤幹夫/加藤拓

音楽 久石譲

主な出演者 

秋山真之  本木雅弘

秋山好古  阿部寛

正岡子規  香川照之

政岡律   菅野美穂

 

 明治時代、日本激動の時代に、伊予の国(現在の愛媛県)は松山に生まれ育った、3人の男たち。貧乏で子沢山の秋山家に生まれた、兄・好古と、末っ子の真之、そして、真之の幼馴染で親友である、正岡子規

 

貧しいながらも、向学心、好奇心、冒険心旺盛な秋山兄弟は、先に上京し、陸軍に入っていた好古を頼って、真之も上京、海軍軍人となる。

一方、同じく上京した正岡子規は、帝国大学に進み、やがて優れた俳人となるも、結核・そして脊椎カリエスを患い、想像を絶する闘病生活の中で、創作活動に打ち込む。

正岡子規の妹、律は、幼少より、幼馴染の真之に対し、淡い恋心を抱いていたが、

自分の女としての幸福よりも、己の才覚と努力で立派に出世していく真之を、陰ながら応援し、闘病中の兄を、献身的に看病する事となる。

 

やがて日清戦争が開戦し、秋山兄弟は、それぞれの立場で、実戦を経験する事となる。その後日英同盟が結ばれる。陸・海軍にて、活躍の場を広げていく秋山兄弟。二人とは対照的に、正岡子規は、闘病生活の中で、小さな庭や、家族、友人達の献身に力を得て、自分の想像力の翼を広げ、創作に励み続けるも、壮絶な死を迎える。

 

そしていよいよ日本は、ロシアとの「日露戦争」へと、突き進んでいく事となる。 

 

私は、このドラマのリアル放映時は、雑事に追われ、テレビを見ている余裕がなくて、歴史好きの夫が見ているのを、横で部分的に聞き流していただけだったので、ドラマの内容を、十分理解する事はできなかったのですが、ただ一つだけ、

その素晴らしさに、リアルタイムで、心打たれてしまったのは、

ドラマのテーマ曲である

「Stand Alone」(作詞/小山薫堂 作曲/久石譲)

でした。

 

第1部では、サラ・ブライトマンさんが、歌詞なし、声のみで歌っていらっしゃいます。

第2部では、ソプラノ歌手の森麻季さんが、第3部では、久石譲氏の娘さんの麻衣さんが、(こちらは、歌詞の2段目は歌われていません)日本語の歌詞で歌っていらっしゃいます。

 

私は、3人の歌手の方々の、3バージョンが、それぞれ、とても大好きです。

 

先にCDを買い、ドラマの方は、2年程前に、DVDをレンタルして、最初から最後まで見る事ができました。

 

あまり歴史に詳しくない私は、このドラマを観て、初めて「203高地」の意味を知りました。

 

そして、確か、一部の最後の方だったと思うのですが、自分を頼って上京してきて、同じ下宿に住むようになった弟真之に対して、兄好古が言った言葉が、とても印象的でした。

状況も、セリフも、うろ覚えなのですが、確か、

 

「何事も、できるだけ、単純明快に考える事」

 

という感じの、教えだったように記憶しています。

違っていたら、申し訳ありません。

 


坂の上の雲 第一部 Ending

 

 


坂の上の雲 第三部 Ending

 


【HQ】坂の上の雲 オープニング 第3部ver.