芸術は心のごはん🍚

家族泣かせ・多趣味女のブログです。浅田真央ちゃん・バレエ・映画・読書(小説・漫画)・アニメ(主に昔の)大好き。主に書評・映画・音楽等の芸術の感想、紹介文を書いています。時々、子育て記録・懐メロ替え歌、素人イラストもアップします。

私にとっての「カーネーション」 〜 娘として、母として 〜

今週のお題「おかあさん」

 

こんにちは。今、体調がすぐれないので、

まともな文章が書けないかもしれませんが、書いておこうと思いました。

 

昨日は、母の日でした。

 

私の、少女時代の母の日の思い出は、一つだけです。

ちょうど、今の息子と同じ歳の頃でした。

 

友達と出かける行動範囲も広がってきた頃で、一緒に遊んでいた友人が、ファンシーショップで、「母の日のプレゼントを買う」との事でした。

自分の家にはそういう習慣がなかったのですが、私も、「何か買わなくちゃ」と思いました。

が、手持ちのお金が少なかったので、私は仕方なく、「リポンで飾られた造花カーネーション一本」を、当時の値段でおそらく100円くらいで買い、家に帰りました。

 

その場面の数分間の映像は、鮮明に覚えています。

私は、トイレの前、階段の上り口の所で、母にそれを渡しました。

 

自分がその時、なんといって渡したのか、覚えていないのですが、心の中で、

「こんな造花一本では悪いかな」という、後ろめたさを感じながら渡した事だけは覚えています。

 

すると、母は、喜ぶでもなく、怒るでもなく、なんとも私には理解しがたい無感情さで、こう私に言いました。

 

「それ、いくらしたの?」

 

私は、意外に思いながらも、「100円…くらいだよ…」と、恥ずかしく思いながら言いました。

 

すると母は…

機械的に財布をもってきて、

「それじゃ、はいこれ」

みたいな事を言いつつ、私に100円を渡したのでした。

 

子供ながらに、なぜこんな事になるのか、意味がわかりませんでした。

ただ一つわかったことは、

 

この人に何をプレゼントしても普通に喜んではもらえないらしい

 

ということでした。

それ以来、私は自分が結婚して、大人の事情ができるまでは、「母の日」のプレゼントをすることはありませんでした。

 

そして昨日、主人と買い物に行ってきた息子が、私に一輪の生花カーネーション一本と、ケーキを買ってきてくれました。

 

私は、40年ほど前の実母の言葉を思い出しながら、息子に言いました。

 

「ありがとう。綺麗だね。飾るね。」

「ケーキ、おいしいよ。ありがとう。」