芸術は心のごはん🍚

家族泣かせ・多趣味女のブログです。浅田真央ちゃん・バレエ・映画・読書(小説・漫画)・アニメ(主に昔の)大好き。主に書評・映画・音楽等の芸術の感想、紹介文を書いています。時々、子育て記録・懐メロ替え歌、素人イラストもアップします。

少女時代(5年生) 〜 「今日のことは忘れなさい」 〜

こんにちは。

今日は、昨日の続きです。

 

 

 

 

 昨日少し書きました「痴漢被害」について書きます。

 

obachantoarts.hatenablog.jp

 

友人は、店先のワゴンのマンガを見ており、私は店内の少女マンガの本棚のところへ行きました。周りには他にも数人のお客さんがいました。

 

漫画を立ち読みしていると、誰かが私の背中にもたれ掛かってきました。

最初私は、狭い店内のために、そういうことになったのかなと、思いました。

ところがその犯罪者は、ますます重くのしかかってきました。さすがの私も逃げようと思いましたが、気がつけば、私は身動きができないほど狭い空間に、無言のうちに拘束されていました。単に「触られる」レベル以上の「気持ち悪さ」でした。私は目だけ動かして、他のお客や、店のおじさんの方を見ましたが、みんなみて見ぬふりでした。

痴漢の顔を見る事は、怖くてできませんでした。

声も出せませんでした。 

「たえがたきをたえ しのびがたきをしのび」という心境だったかもしれません。

 

永遠のような数分間が過ぎ、ようやく解放された私は、よろよろと店の外に出て、友人に「もう帰ろう」と言いました。

訳がわからない感じの友人を引っ張るようにして家に帰りました。

 

家に帰り、母と、友人のお祖母さん、私たち二人で裏庭に集まり、私は何があったかを、五年生なりに打ち明けました。

さすがの母も、今回ばかりは、

「あんたが悪い」とは言いませんでした。

 さすがの私も、他にショックと悲しみをぶつける相手がおらず、母にすがって少しだけ泣きました。

 

その後、母は、言いました。

「こういう事は、他の人たちに知られない方がいいから、この4人だけの秘密にしてほしい」

そして、私にこう言いました。

「こういう不愉快な、いやな事は、早く忘れてしまうしかないよ」

 

おそらく母は、父にすらこの事を報告しなかったでしょう。

もちろん、警察にも店にも被害を訴える事はありませんでした。

そういうものなのでしょうか?

 

おそらく無知な母には理解できなかったことでしょう。理解しようともしませんでした。

「10歳の発育の悪いうちの小娘」が、なぜそのような被害にあったのか。

当時の私にもわかりませんでした。

母が考えたことは、

「このことが周囲に知られることは(自分にとって)恥ずかしいことだ」

「とにかく誰にもいうまい」

ということだったのではないでしょうか。

 

その後一切、母から「心のケア」をされたことは、ありません。

 

そして、わたしにできたことは、

二度と古本屋に近づかない事

その日着ていた「白い半袖のポロシャツ」と「白いホットパンツ」を二度と着ないことくらいでした。

 

数年後から、外国の映画を好んで見るようになった私は、ずいぶん大人になってから、その痴漢が「ロリータ・コンプレックス」と言う問題をもっていたのだろうと考えるようになりました。

 

今にして思うと、ひどい目にあったなあと、思うのですが、当時の私も、その後の私も、この痴漢被害が、自分のその後の人生に大きな影響を及ぼしたとは思っていませんでした。そう言う自覚はありませんでした。

おそらく、日常的に、(精神的に)支配されること、軽んじられること、辱められることに慣れてしまっていたからかもしれません。

 

重い話で失礼いたしました。

次回は、もう少し明るい部分もある話題の予定です。