マイヤ・プリセツカヤ愛 〜 闘う白鳥 〜
こんにちは。
私は、2、3日と小旅行でした。
そんな訳で、2日遅れですが、
5月2日は、敬愛してやまないこちらのお方の命日でしたので、少し書かせて頂きます。
- 作者: マイヤプリセツカヤ,Maya Plisetskaya,山下健二
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1996/06/25
- メディア: 単行本
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うろ覚えで申し訳ないですが、数年前、このお方の訃報を知った時、同時に89歳だったと知ったのですが・・勝手ながら、もっと長生きして頂きたかった・・と、心の底から思いました。
そんな訳で、上記の自伝を購入しようとしたら・・皆さん、考えることは同じだったようで、新刊では、手に入りませんでした。どうしても欲しくなった私は、初めて、オークションで購入しました。私にとっては、とても高い買い物になってしまったのですが、後悔はありません。
内容の密度もさることながら、
なんと、ご本人の直筆のサイン入りだったからです。
この本は、プリセツカヤさんご本人が、ご自分の書きためてきた日記をもとに、ご自分で書かれた、すごい自伝です。
いかに、マイヤさんが、天才で、情熱的で、バレエ愛・芸術愛がすごくて、聡明で、優しくて、とてつもなく心身が強くて、ユーモアがあるお茶目さんかが、文章の端々から伝わってきます。
今日は、一点、印象的だったところを紹介します。
ほんの最初の方だったと思うのですが(うろ覚え)
タイタニックの事故の記事を扱った、当時の風刺記事(?)に次のようなものがあったと、確かこの本で読んだと思います。
この事故で、多くの人が海に沈んだが、〇〇(忘れましたが、何か職業です)とバレリーナは助かった。なぜか?
軽くて(頭が)浮かび上がれたから (物凄い偏見ですね)
そうした事情(?)もあり、マイヤさんは、自分の手で自伝を書こうと決心した経緯もあったように記憶しています。
私は、ダンサーに限らず、芸術家の方にも、超聡明な人はたくさんいらっしゃると思います。
私はこの本を読んで、マイヤさんはとてつもなく頭が良いお方だと感じました。
PLISETSKAYA M. "The Dying Swan"
Maya Plisetskaya: "The dying swan"
今でも、映像として、マイヤさんの踊りが観られることが、とても嬉しいです。
きっと天国でも、エネルギッシュかつ繊細に踊っていらっしゃるのではないかと、想像しています。
また近々、プリセツカヤさんについては書きたいです。
ありがとうございます。