芸術は心のごはん🍚

映画・小説・漫画・アニメ・音楽の感想、紹介文などを書いています。

2020-04-12から1日間の記事一覧

「たけくらべ 」を替え歌に その② 〜 二人の少年 〜

以前作りました「たけくらべ」の替え歌②です。 寂しい歌なので、夜のうちにアップすることにしました。 佐野元春さんの「彼女」を、改めて聴いていて、 前半は 正太郎だなー 後半は 信如だなー と思い、替え歌にしました。 という訳で、 佐野元春さんの「彼…

樋口一葉「たけくらべ 」  〜 私なりの現代語訳 第十六章 子供時代の終わり  〜

こんにちは! 現代語訳、最後の章の第十六章です。 たけくらべ 第十六章 (祭りの後、霜の朝) 正太が(道を)真一文字にかけて、人中を抜けつ潜りつ、筆やの店へ走り込むと、いつの間にか祭の店じまいを済ませた三五郎が、そこに来ていた。 前掛けのポケッ…

樋口一葉「たけくらべ 」  〜 私なりの現代語訳 第十五章 大人に成るは  〜

引き続き、失礼します。 たけくらべ 第十五章 (大人に成るは) 悲しく、恥ずかしく、人に知られたくない事が自分の身にあるので、人々の褒め言葉は(かえって)あざけりの言葉に聞こえるだけ。島田の髷(まげ)の美しさに振り返る人たちがあると、それはか…

樋口一葉「たけくらべ 」  〜 私なりの現代語訳 第十四章 蝶よ花よと育てられ 〜

こんにちは! 今日も引き続き、失礼します。 たけくらべ 第十四章 (蝶よ花よと育てられ) この年は、十一月の酉の市が、三日間ある年であった。中日は雨でつぶれたが、前後の二日は天気に恵まれ、大鳥神社の賑わいは凄まじいものだった。 この祭りにかこつ…