今日は、私の敬愛するアーノルド・ローべルさんの作品、
「かえるくんとがまくん」シリーズの絵本について、書かせて頂きます。
この絵本は、「かえるくん」と「がまがえるくん」の、二人の親友が主人公の、とても面白い絵本です。全部で4冊あります。(違っていたら、申し訳ありません)
「ふたりはともだち」
「ふたりはいっしょ」
「ふたりはいつも」
「ふたりはきょうも」
です。
私はこちらの絵本の一ファンとして、がまくんの事が「他人と思えない」んです。
①ズボラーなところが・・・
②ネガティブなところが・・・
③思い込みの激しいところが・・・
④堪え性のないところが・・・
⑤その癖、へんにお節介もののところが・・・
それに対し、「かえるくん」は、真逆のタイプです。
例えるなら、「山田太郎系」の人…じゃなくて、かえるです。
①広い心の持ち主
②どこまでも優しい
③穏やかなポジティブ・柔軟思考の持ち主
こんなかえるくんを親友として暮らしているがまくんは、果報者だなあ〜と、ちょっとジェラシーを感じてしまうほど、ふたりはとても仲良しなのです。
一冊の本に、とてもユニークかつ心温まるお話が、5話ずつ書かれております。
ローべルさんの作品は、いつも思うのですが、本当に、文章に、無駄がありません。
それは、「絵本だから」という理由だけではないと、私は思います。非常に分かりやすく、シンプルなのに、絶妙で、ウィットに富んだ文章だと思います。
私は、日本語でしか読んだことがないので、訳者の「三木卓氏」の翻訳のセンスも素晴らしいのだろうと、思います。
すべてのお話が面白く、私は大好きなのですが、その中でもお気に入りのお話は、
「すいえい」・・・(ふたりはともだちの4話目)
「よていひょう」・(ふたりはいっしょの1話目)
「くっきー」・・・(ふたりはいっしょの3話目)
「おちば」・・・・(ふたりはいつもの4話目)
「クリスマス・イブ」(ふたりはいつもの5話目)
「あしたするよ」・・(ふたりはきょうもの1話目)
「たこ」・・・・・・(ふたりはきょうもの2話目)
です。
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子供の頃からそうなのですが、私はとにかく、「友情ストーリー」に弱いなあと、思います。
因みに、この記事のタイトルの副題にパクらせて頂いたのは、随分昔の、「キッコーマンさん」のお醤油のCMで、明石家さんまさんが歌っていた歌です。
いいなCM キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ 明石家さんま 30秒
余談ですが、おそらく、このCMの時代に、深夜に放送されていた、「ファミリー・タイズ」(マイケル・J・フォックス主演)というアメリカのコメディー・ドラマの吹き替えで、このCMが引用されていたのをよく覚えています。
主人公の、結構子沢山の家族に、また子供が生まれるという時のお話で、たまたまテレビの生放送に出演中だった、お母さんが、急に産気づいたため、急遽、その穴を売れないコメディアンが埋めることに・・・その男性が苦し紛れに歌っていたのが、次のような歌です。(うろ覚えです)
「にんしん〜って、なんだあっけ、なんだあっけ、すけべてえしゅの あーるうーちさー うまれってくるのは あっかんぼー♪」
私は、これを見た時、(アメリカでさんまさんの醤油のCMが流れてはいないだろうと思ったので)本にしろ、映画にしろ、ドラマにしろ、訳者の方のセンスって、すごいなーと思いました・・・と・・・
絵本の紹介から、全く無関係な話に飛んでしまい、失礼しました。m(_ _)m