皆様、いかがお過ごしでしょうか?
我が家は、夏休みも後、残り二週間を切り、宿題の進み具合に焦りを感じる今日この頃です。
前回、浅田真央ちゃんの「アイ・ガット・リズム」について書かせて頂きましたので、今回は、この映画について、書いてみたいと思います。
「陽のあたる教室」です。
1995年
アメリカ映画
監督 スティーブン・ヘレク
脚本 パトリック・シーン・ダンカン
音楽 マイケル・ケイメン
グレン・ホランド リチャード・ドレイファス
アイリス・ホランド グレン・ヘドリー
ビル・マイスター ジェイ・トーマス
ジェイコブズ校長 オリンピア・デュカキス
私はこの映画を、1990年代後半に、DVDで、初めて観ました。
主人公のホランドは、ニューヨークでバンドマンをしていたが、妻との安定した生活と、長年の夢である作曲する時間を手に入れようと、高校の音楽教師の職に就く。が、教師の仕事は、楽観的予想に反して、非常に多忙な激務であった。
これでは、作曲する時間など作れそうもないと戸惑う一方、音楽に無関心だったり、様々な悩みを抱える生徒たちに、音楽の楽しさ、素晴らしさを教えることに、教師としてのやりがいを見出していくホランド。
やがて、一人息子に恵まれるが、愛する息子が、生まれつき耳が聞こえていなかった事に気付きショックを受ける。
そして、忙しい日々の中でも、事ある事に心に押し寄せる「自分の作曲、音楽に没頭したい」という衝動と苦悩。
しかしその後も、教師、夫、父として、様々な問題にぶち当たりながらも、音楽、家族、生徒たちへの愛情を原動力として、精力的に活動する。
そして時は流れ、息子は頼もしい青年に成長し、いつの間にか年をとっていたホランド自身は、不本意ながらも、退職の日を迎えるのだが、荷物と家族ともに、学校を去ろうとしていた彼に、今まで教えてきた多くの生徒たちからの、サプライズがまっていた。
私は、主演のリチャード・ドレイファスさんが、とても大好きな俳優さんです。
様々な映画で、その都度、共感の感動を与えて下さいました。
この映画も、例外ではありませんでした。
映画の中盤で、学校で、ガーシュインの音楽でのミュージカル・ショーをやる事になります。なかなか主役の生徒が見つからない中、オーディションを受けにきたロウェナという女生徒の美しい歌声に、ホランドは、心奪われます。
ロウェナの才能に気付き、ニューヨークに行き、プロの歌手になる事を勧めるホランド。
ロウェナの方でも、自分の才能を初めて認めてくれたホランドに、大きな愛情を抱くようになります。その思いを、ガーシュインの「サム・ワン・トウ・ウオッチ・オーバー・ミー」の歌に込めて、大勢の観客とホランドの指揮に向かって熱唱します。
Mr Holland's Opus - Gershwin mix
Rowena Morgans audition in Mr. Hollands Opus
Jean Louisa Kelly in Mr. Holland's Opus
私は、この映画のロウェナ(ジーン・ルイザ・ケリーさん)の歌声で、初めて、この歌を知りました。
以来、この歌は、若い頃の私の「婚活ソング」となり、婚活にくじけそうになると、この歌を家で熱唱しておりました。
そして(幸か不幸か)現在に至ります💧
アメリカの文化、音楽、ミュージカルの楽しさを、教えてくれた映画でした。
ラストシーンは、感動的でありながら、ホランド先生の、なんとも言えない、切ない思いも感じた、私でありました。