こんにちは!
今日は、映画の紹介です。
「刑事ジョン・ブック/目撃者」(1985年公開)です。
監督 ピーター・ウィアー
キャスト
ジョン・ブック ハリソン・フォード
レイチェル ケリー・マクギリス
サミュエル ルーカス・ハース
すみません、私、この作品は家になくて、昔々に1、2度テレビで見た記憶しかないので、詳しいあらすじは、かけないと思うのですが、非常に印象的な映画で、非常に印象的なシーンがあるので、あえて書かせて頂きます。
アーミッシュ(ドイツ移民系で、農耕や牧畜によって自給自足の生活をしている宗教集団:Wikipedia参照)の村で生活するレイチェルは、夫を亡くし、息子のサミュエルを一人で育てている。ある日、遠くの親戚を訪ねるため、駅にやってきた母子。しかし、息子のサミュエルは、駅の公衆トイレで恐ろしい殺人事件を目撃。とっさの機転で犯人たちから身を隠すことに成功した彼は、たった一人の事件目撃者となる。
事件の担当となった刑事ジョン・ブックは、母子を警察署に連れて行き、犯人についてサミュエルに尋ねる。サミュエルの記憶によって、犯人の一人が警察署の刑事であることがわかり、ジョンは、それを上司に伝える。しかし、その日のうちに、ジョン自身が何者かによって襲われ負傷する。
上司もグルだとわかったジョンは、目撃者母子を、すぐにアーミッシュの村に送り届けるも、怪我のため、そこで倒れてしまう。村でレイチェルたちに看病され、回復したジョンは、彼女たちの村で生活しながら、母子を守ることと、警察署内部にいる敵と戦うため、奔走する。
私がすごく印象的だったのは、まず、サミュエルという少年の純粋な聡明さと、鋭い感受性です。
そして彼の母であるレイチェルの、純粋で素朴ながら、凛として知的な美しさ、女性らしさ、優しさ、強さが、とても印象的でした。
そんな彼女たちの中で生活するうちに、刑事としての正義感あふれるジョンは、少しずつレイチェルに惹かれていきます。レイチェルの方でも、自分たちを守ろうとするジョンに惹かれていきます。
私が一番好きなシーンは、偶然ラジオから流れてきた「wonderful world」という曲に合わせて(おどけながら)二人で踊るシーンです。
Wonderful World / ワンダフル・ワールド [日本語訳付き] サム・クック
でも二人は、大人なんです。お互いに、結ばれるべきではない、別の世界に住む立場である事を、誰よりも分かっています。かといって、自分の気持ちに嘘がつけない二人でもあります。
ある晩、無防備で簡素な浴室で、上半身を洗っていたレイチェルを、偶然見てしまうジョン。彼に見られている事に気づいたレイチェルは、戸惑いながらも、彼の方に熱い視線と柔らかな上半身を向けます。彼に見て欲しかったから。そんな彼女に、ジョンの方も、その場に体が釘付けになってしまうのでした。
事件が解決に向かう一方、彼らの別れの日も近づく。
二人は、一線を越える事はありませんでしたが、お互いの気持ちを確かめ合う事だけはせずに入られませんでした。
いくつもの危険を切り抜け、最後は村人たちの協力もあり、ついに犯人たちは捕まえられます。
ここにとどまる理由がなくなったジョンは、冷静に、村と母子と別れ、元の社会に戻っていくのでした。
監督のピーター・ウィアー氏は、「モスキート・コースト」「今を生きる」「グリーン・カード」などの映画も撮っています。
ハリソン・フォード氏は、有名な出演作品をあげたら、きりがないです。「止まり木に、あのハリソン・フォード」って歌われるのもわかります💦。
ケリー・マクギリスさんは、私は、「トップ・ガン」「告発の行方」などが、印象的な素晴らしい女優さんだと思います。
本当の賢さ、知性、成功、幸福とは、どういう事なのかという事を、この映画からも考えさせられました。
私は、健やかな感性や優しさ、思いやり、愛情を伴わない、本当の意味での知性や成功なんて、あるのだろうかと考えてしまいます。
最後に、ウルフルズの「ワンダフル・ワールド」日本語バージョンをあげます。
使ってはいけない動画でしたら、申し訳ありません。
…さて、かに・たーべいこおー
(でも ふところ寒いから)
カニ・カーマ たべよー ♩
お付き合いありがとうございました。