芸術は心のごはん🍚

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児童文学 ケストナー作「飛ぶ教室」 〜 「授業が⚪️⚪️検証となる」 〜

こんにちは!

先日、私は、フランス人作家の「ジュール・ベルヌ」さんの作品が好き…と、書きました。ベルヌさんと同じか、それ以上に、私は、ドイツ人作家エーリヒ・ケストナーさんのお書きになった児童文学が大好きです。

名作揃いの中で、私が一番好きな作品は

飛ぶ教室です。

 

もしも、日本アニメ界で、また世界名作アニメ劇場的な番組が復活したとしたら、真っ先に映像化してほしい作品です。(それか、ベルヌさんの「十五少年漂流記」を、ぜひ♩)

 

1933年に出版された、ドイツのギムナジウム(9年制高等学校)を舞台とした児童文学です。高等科一年生(何歳なのか、私は把握してないのですが)の仲良し5人の少年たちのお話です。

 

クリスマス休暇をまじかに控えた彼らが巻き起こす(?)学校での様々な出来事、友情、師弟関係等が描かれていて、笑いあり、涙ありの名作物語です。

 

ストーリーの概略は、うまく書けそうにないので省略しますが、タイトルの「飛ぶ教室」は、彼らが(学校で催される)クリスマス祝いの余興としてやる事になった、演劇のタイトルです。彼らの中で、文章を書くのが得意なヨーニーのオリジナル・脚本を5人で演じるのです。

 

私がとても好きな登場人物は、少年たちも、それぞれ個性的で大好きですが、「禁煙先生」と呼ばれる、彼らが尊敬し、何かあると助言を求める大人の男性です。

 

個人的に、私は「禁煙先生」と、「ハリー・ポッター、シリーズ」の「リーマス・ルーピン氏」が、なんとなく重なる部分があるような感じがして、二人とも大好きなんです。

心に大きな傷を抱えていて、世捨て人のような生活を送っている「禁煙先生」なのですが、少年たちの良き理解者である彼のところにも、素敵なクリスマスが…

 

多くの子供達、大人の方にも、ぜひ読んでほしい作品です。

 

お付き合いありがとうございます。

飛ぶ教室 (岩波少年文庫)

飛ぶ教室 (岩波少年文庫)

 
飛ぶ教室 (ケストナー少年文学全集 (4))

飛ぶ教室 (ケストナー少年文学全集 (4))