こんばんは!
迷いましたが、今日は「ボレロ」の思い出について
もう一記事行ってみます。
私は、劇場で生の「ボレロ」を、2回観た事があります。
1度目は、20歳前後の頃の、浅田真央ちゃんが、まさに産声をあげていたかもしれない、名古屋の大きな会館で「ジョルジュ・ドン様」の「ボレロ」を観ました。彼の男らしく、ダイナミックかつ美しい「ボレロ」が見れた私は、本当にラッキー・ガールでした。
おまけに、今では考えられない事かもしれませんが、「ボレロ」の後、観客たちが舞台真下にわーと集まっていったら、
なんと!
ドン様は、一人一人と、快く握手をしてくれたんです。私も流れに乗って舞台へ向かい、駄目元で手を差し出したらですね、
非常に愛と力のこもった握手をして頂けたのです。
とても嬉しかったです。
しかし、その数年後にドン様が亡くなられた事を知り、非常に驚き、信じられませんでした。
とても得難いダンサーを失ったと感じました。
その後、20代後半に、シルビー・ギエムさんの「ボレロ」を観ました。
ギエムさんの「ボレロ」も、圧巻でした。
その公演では、ギエムさんの「シシイ」という演目も印象深かったです。
それは、オーストリア皇妃の「エリザベート」(振り付けは、モーリス・ベジャール)についての踊りで、悲劇の皇妃の心情を表現するギエムさんも、とてもダイナミックながら繊細で美しかったのを覚えています。
お二人の、偉大なダンサーの生ボレロが観れた私は、ラッキー・ガールだったと
思います。
という訳で、バレエ「ボレロ」は、私にとっても、本当に特別な演目なのです。
お付き合いありがとうございました。