こんにちは!
唐突ですが、私が、アメリカの作家として尊敬している作家さんの中に、「スティーブン・キングさん」がいらっしゃいます。
でも、「完璧なるファンです」とは、言えません。
なぜなら、私は「ホラー」がダメなビビリーだからです。
そんな訳で、私が読破したのは単行本で
「グリーン・マイル」
エッセイ的な著書として
「小説作法」
という本を読みました。
- 作者: スティーヴン・キング,Stephen King,池央耿
- 出版社/メーカー: アーティストハウス
- 発売日: 2001/10/26
- メディア: 単行本
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余談ですが、私がこの本を購入した頃は、「(フィクションの)小説を書く」事に憧れていました。
しかし、残念ながら、私は文章を書く事は大好きなのですが、
「フィクションの物語を作り上げる」
という才能は、残念ながら、母のようには恵まれなかったようです。
そんな訳で、数年前から「ブログ」を始めました。
映画だけで見た作品としては、「狂犬病」の恐ろしさをスリリングに描いた映画
「クージョ」
でした。
物凄く怖かったんですが、ただ怖いだけの映画ではありませんでした。
ホラーダメにもかかわらず、私がキングさんの本を購読したのは、やはり、映画で
に出会ってしまったからです。
原作も読まずには、いられませんでした。
私が「少年の」「男性の」親友レベルの「友情ストーリー」に、物凄く憧れるようになったのは、おそらくこの映画と小説の影響が大きいと思います。
《あらすじ》
1956年、オレゴン州の田舎町、キャッスル・ロック。
小学生最後の夏休みもあと数日…という、夏の昼下がり、仲良しのクリス、ゴーディ、テディ、バーンの4人組は、バーンが兄の会話を盗み聞きし、森の中に、電車にはねられた少年の死体がある事を知る。死体を発見したら、有名になれると思った4人は、両親たちに嘘をつき、徒歩で、死体探しの旅に出る。
それぞれ今後の進路、家族の問題、心の傷を抱えた少年たちの、二日間の旅を通しての成長、友情、忘れがたい少年時代の思い出を、ノスタルジックに描いた名作だと思います。
このストーリーの主人公は「ゴーディ」という、文章を書くことが好きで、ナイーブ、そして家庭環境による孤独と劣等感を抱えた少年です。
親友の「クリス」は、貧しく、乱暴で飲んだくれの父や複数の兄たちの存在によって、世間から誤解され、傷つきながらも、懸命に前向きに生きようとしている少年です。
二人は、お互いを理解し、支え合います。
原作を読んで、16才ながら、他人事とは思えなかった部分があります。
小説のかなり最初の方で、語り手である「ゴーディ」自身の生い立ちが、映画よりも詳しく語られるのですが、改めて驚きました。
彼の両親は、結婚してなかなか子供に恵まれず、殆ど諦めていた頃に、彼の兄を授かります。そして、医者からも「子供は(おそらく)この子だけになるでしょう」といわれていたのに、40才を過ぎてから「ゴーディ」を授かった…と言うことです。
彼もまた、顕著な虐待は受けなかったものの、望まれて生まれた訳ではない、という環境の中で、複雑かつ寂しい幼少時代をおくっていたのです。
私がこの映画を見たのはおそらく、高二の時でした。
私は、「ゴーディ」に共感する一方で、「クリス」という理解者・友達に、憧れずには、いられませんでした。
そんな訳で、私は「クリス」を演じた「リバー・フェニックスくん」にも、強く憧れたのだと思います。
おそらく下の二つの絵は、私が18才ごろに描いた絵だと思います。
私は、スクリーン上では、
中学3では、「ネバーエンディング・ストーリー」の「ノア・ハサウェイくん」に
高校時代からは、「リバー・フェニックスくん」に憧れていました。
改めて思うのですが、当時、特にローティーンの私が、一番求めていたのは、「ゴーディ」にとっての「クリス」の様な「理解者」とか「友達」という存在だったのではないかなと。
今日のBGMは、やはりこちらの曲です。
The Best of Ben E. King (full album)
歌詞と和訳はこちらで確認しました。
こちらは、映画の予告編です。
余談ですが、やはりハイティーンの時、同じく高校2年の頃、私は、高校の友人から、
「banana fish」という漫画を借りて読み、どハマるのでありました。
お付き合い、ありがとうございます。