芸術は心のごはん🍚

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ローティーン・ハイティーン  〜 憧れ 〜

 こんにちは!

 

 

 

唐突ですが、私が、アメリカの作家として尊敬している作家さんの中に、「スティーブン・キングさん」がいらっしゃいます。

でも、「完璧なるファンです」とは、言えません。

なぜなら、私は「ホラー」がダメなビビリーだからです。

そんな訳で、私が読破したのは単行本で

 

スタンド・バイ・ミー

ゴールデン・ボーイ

「グリーン・マイル」

エッセイ的な著書として

「小説作法」

という本を読みました。

 

小説作法

小説作法

 

 

余談ですが、私がこの本を購入した頃は、「(フィクションの)小説を書く」事に憧れていました。

しかし、残念ながら、私は文章を書く事は大好きなのですが、

フィクションの物語を作り上げる」

という才能は、残念ながら、母のようには恵まれなかったようです。

そんな訳で、数年前から「ブログ」を始めました。

 

映画だけで見た作品としては、「狂犬病」の恐ろしさをスリリングに描いた映画

「クージョ」

でした。

物凄く怖かったんですが、ただ怖いだけの映画ではありませんでした。

 

ホラーダメにもかかわらず、私がキングさんの本を購読したのは、やはり、映画で

スタンド・バイ・ミー

に出会ってしまったからです。

原作も読まずには、いられませんでした。

 

私が「少年の」「男性の」親友レベルの「友情ストーリー」に、物凄く憧れるようになったのは、おそらくこの映画と小説の影響が大きいと思います。

 

 《あらすじ》

1956年、オレゴン州の田舎町、キャッスル・ロック。

小学生最後の夏休みもあと数日…という、夏の昼下がり、仲良しのクリス、ゴーディ、テディ、バーンの4人組は、バーンが兄の会話を盗み聞きし、森の中に、電車にはねられた少年の死体がある事を知る。死体を発見したら、有名になれると思った4人は、両親たちに嘘をつき、徒歩で、死体探しの旅に出る。

 

それぞれ今後の進路、家族の問題、心の傷を抱えた少年たちの、二日間の旅を通しての成長、友情、忘れがたい少年時代の思い出を、ノスタルジックに描いた名作だと思います。

 

このストーリーの主人公は「ゴーディ」という、文章を書くことが好きで、ナイーブ、そして家庭環境による孤独と劣等感を抱えた少年です。

親友の「クリス」は、貧しく、乱暴で飲んだくれの父や複数の兄たちの存在によって、世間から誤解され、傷つきながらも、懸命に前向きに生きようとしている少年です。

二人は、お互いを理解し、支え合います。

 

原作を読んで、16才ながら、他人事とは思えなかった部分があります。

小説のかなり最初の方で、語り手である「ゴーディ」自身の生い立ちが、映画よりも詳しく語られるのですが、改めて驚きました。

 

彼の両親は、結婚してなかなか子供に恵まれず、殆ど諦めていた頃に、彼の兄を授かります。そして、医者からも「子供は(おそらく)この子だけになるでしょう」といわれていたのに、40才を過ぎてから「ゴーディ」を授かった…と言うことです。

彼もまた、顕著な虐待は受けなかったものの、望まれて生まれた訳ではない、という環境の中で、複雑かつ寂しい幼少時代をおくっていたのです。

 

 私がこの映画を見たのはおそらく、高二の時でした。

私は、「ゴーディ」に共感する一方で、「クリス」という理解者・友達に、憧れずには、いられませんでした。

そんな訳で、私は「クリス」を演じた「リバー・フェニックスくん」にも、強く憧れたのだと思います。

 

おそらく下の二つの絵は、私が18才ごろに描いた絵だと思います。

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私は、スクリーン上では、

中学3では、「ネバーエンディング・ストーリー」の「ノア・ハサウェイくん」に

高校時代からは、「リバー・フェニックスくん」に憧れていました。

  

改めて思うのですが、当時、特にローティーンの私が、一番求めていたのは、「ゴーディ」にとっての「クリス」の様な「理解者」とか「友達」という存在だったのではないかなと。

  

今日のBGMは、やはりこちらの曲です。


The Best of Ben E. King (full album)

 

歌詞と和訳はこちらで確認しました。

www.study-lyrics.com

 

こちらは、映画の予告編です。


映画『スタンドバイミー』 予告編

 

余談ですが、やはりハイティーンの時、同じく高校2年の頃、私は、高校の友人から、

「banana fish」という漫画を借りて読み、どハマるのでありました。

 

お付き合い、ありがとうございます。