こんにちは!
今日は、私が80年代中盤に、テレビ放送で観た映画について書きます。
1983年公開 「アウトサイダー」です。
The Outsiders (1983) Official Trailer - Matt Dillon, Tom Cruise Movie HD
私は映画公開時は、まだ映画館で洋画を見る事に目覚めていませんでした。
初めて観たのは、14か15歳の頃です。テレビ放映で初めて観ました。
(当時、受験生でした)
原作はS・E・ヒントンさんの同タイトルの小説です。
原作は1967年の作品ですので、当時のアメリカ(細かな場所はわかりませんm(_ _)m)が舞台と思われます。
うまく説明できませんが、「ソックス(お金持ちの学生グループ)」と「グリーサー(家庭的、経済的に恵まれていない不良少年達のグループ)」と呼ばれる少年少女達の反発、偏見、闘争、そうした環境の中で起こった悲劇、不条理、友情、恋心を描いた名作です。
主人公は「ポニーボーイ」と言う名前の14歳の少年です。彼はグリーサー。
三人兄弟の末っ子で、(おそらく)数年前に両親を事故で亡くしています。
長兄の「ダリー」はタフで責任感が強く、両親に代わって一家を支えようと努力しています。しかしまだ若すぎる。末っ子のポニーが可愛いのに、学問ができる弟を自分たちの環境から救いたいと思うあまりか、厳しくなりすぎて、ポニーとよく衝突してしまいます。
次兄の「ソーダポップ」は、超ハンサムで、いつも自然体で優しく、「兄」と「弟」のどちらも深く愛し、無欲な広い心で家族を精神的に支えています。
そのほかにも、個性的で魅力的なのですが、生まれ育った環境に苦しむグリーサーの仲間達が多数登場します。
グリーサー役の七人は、みんな主役級の役者さんです。
()内は、私が観た他の出演作です。
「ジョニー」 ラルフ・マッチオ (「ベスト・キッド」シリーズ)
「ポニーボーイ」 C・トーマス・ハウェル(「ソウル・マン」)
「ダリー」 パトリック・スウェイジ(「ゴースト」)
「ソーダポップ」 ロブ・ロウ (「セントエルモス・ファイアー」)
「ツービット」 エミリオ・エステバス(「ブレックファスト・クラブ」)
「スティーブ」 トム・クルーズ(「トップ・ガン」「ミッション・インポッシブル」等)
そして、紅一点
「チェリー」 ダイアン・レイン(「ストリート・オブ・ファイアー」等)
と言う、超 豪華キャストなのです。
そして、監督さんは、巨匠 フランシス・コッポラ監督です。
そして、この映画のもう一つの魅力は、主題曲の素晴らしさです。
こちらは、映画の冒頭と主題曲のシーンです。
Stay Gold by Stevie Wonder - from movie The Outsiders + lyrics
この映画の印象的なシーン、小説のストーリーの中でも語られる、日没の夕映えと、夜明け、朝焼けの描写が、とても美しいです。
ジョニーとポニーボーイは、うっかり真夜中に外を彷徨っていた所を、「ソックス」のグループに見つけられ、袋叩きにされます。相手のソックスは酒に酔っていて容赦無く、仲間のポニーボーイは殺されそう。ジョニーは護身用のナイフを取り出し・・・
犯罪を犯してしまった少年二人は、「ダラス」に助けを求め、人里から離れた寂しい教会に、しばらく二人で隠れ住むことに。
その教会での生活で、二人は、ペーパーバックの「風と共に去りぬ」を読んだり、ポーカーをしたり・・夕暮れ時は、赤く染まる地平線をずっと観ていたり。
ある早朝、寒さで目覚めた二人は、ゆっくりと輝き出す風景に、目と心を奪われます。
その時、ポニーボーイが、覚えていた「フロスト」の詩を口にするのです。
横で聞いていたジョニーも、今の風景と心情にぴったりだ・・と言うような事を言って、驚くのです。
私は10代に録画したテレビ放映を、何回も見たので、その当時の日本語和訳のセリフでのイメージが強いです。
その「ロバート・フロスト」の詩と、映画の主題曲「stay gold」について、こちらの
ページを読ませて頂きました。
主題曲の歌詞・和訳はこちらを読ませて頂きました。
「平成」という一つの時代が終わろうとしていて、
「令和」という新しい時代のおとづれを思い、
(日本では)「昭和」時代に公開された、大好きな映画について書きたいと思いました。
原作はこちらです。
新しい時代において、子供達、若者たちの教育として、
「体」「心」「頭脳」の教育が、3つとも大切にされる、
そして「芸術」の大切さ、重要さ、素晴らしさが大事にされる、
苦しみはあっても「喜び」と「安らぎ」のある世の中であってほしいと思いますし、一人の大人として、微力を尽くしたいと思います。