こんばんは。
最近、こちらのドラマを観ました。
「白夜行」の時と同様、ストーリーについて何の予備知識も覚悟も無しに見始めたのですが。
ちょうど息子が2泊3日のキャンプで留守だったこともあり、その間に全10話を、休み休み(でないと無理でした)観終わりました。
私は、このドラマを見るまで、原作者のカズオ・イシグロ氏の作品について、何も知っていませんでした。
2017年にノーベル文学賞を受賞された時、読んでみたいとは思ったのですが、なかなか機会がありませんでした。
脱線ですが、当時の過去記事はこちらです。
今回、日本のドラマ版で、初めてその作品のストーリーに触れました。
とてつもなく、衝撃を受けました。
原作と映画版は、20世紀(違っていたらすみません)イギリスが舞台ですが、
21世紀の日本が舞台の設定で、主要3人物を、綾瀬はるかさん、三浦春馬さん、水川あさみさんが熱演されています。
こちらのドラマも、うまく説明できませんが、観るべきドラマだとも思うのですが、観るのに覚悟のいるドラマだと、個人的に思いました。
Julia Shortreed - Never Let Me Go (English Lyric on Caption)
このストーリーの要とも言える一つの曲(主題歌)は、映画版とは、曲名が同じなのですが。
この日本のドラマ版のためのオリジナルの歌詞と音楽なのです。
映画版の曲はもちろんなのですが、私は、やまだ豊さんの作曲された、こちらのドラマ版の曲にとても心打たれました。
という訳で、思わず買ってしまいました。久しぶりにCDを。
TBS系 金曜ドラマ「わたしを離さないで」オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: オリジナル・サウンドトラック
- 出版社/メーカー: SMD itaku (music)
- 発売日: 2016/03/02
- メディア: CD
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CDを購入して知ったのですが。
やまだ豊さんの作曲のおっしょさんが、これまた、私の敬愛してやまない
渡辺俊幸さんだということを知り、大変嬉しく思いました。
素晴らしい音楽家が、素晴らしい音楽家の師匠だったという事が嬉しかったです。
そしてやはり小説にも当たりたいと思い、こちらも購入しました。
まだ手元に届いていませんが。
ドラマ版から見た私には、この本の表紙がなぜ「カセットテープ」なのか、わからなかったのですが、映画を観てわかりました。
医療技術の進歩が故につくられた、恐ろしいシステムによって、不当に人権・人生を奪われ、苦しめられる人々のストーリーなのですが。
20世紀と21世紀の違い、文明の(良い意味での)発展を、そこに見た様な気がしました。
ありがとうございます。