皆様、いかがお過ごしでしょうか?
私は、いろいろ考え、引き続き「たけくらべ」について書きます。💦
10月初旬に、私はこちらの伝記本を読みました。
それで、樋口一葉さんの人生や人柄について、それまで知らなかった事を知り、
命日が11月の下旬である事を知りました。
その日に向けて、個人的な感想・解釈までを記事にしたいと思った次第です。
今回は、改めて5人の人物紹介をさせて頂きます。
「たけくらべ」主な人物紹介(年齢順)
長吉(十六歳)
鳶職人の親方の長男息子。
横町組のガキ大将的少年。
対立している表町組の正太郎を目の敵にしている。
信如とは幼馴染。
乱暴者の自分と違い、頭が良く物静かな信如を尊敬している。
三五郎(十六歳)
貧しい大家族の長男。
長吉の父親が大家の長屋に住む。
長吉達横町組を恐れている。
親が正太郎の祖母に借金をしている為、表町組の子供たちとも仲良くしている。
怠け者だが愛嬌があり、ひょうきん者。
信如(十五歳)
龍華寺の跡取り息子。
並みの背丈で、短く刈ったイガグリ頭。
内向的だが勉強家で、学校でも皆から一目置かれている。
家がお寺なのに、商売にも積極的な家族を恥じている。
春の運動会で美登利に親切にされて以来、美登利を避ける様になる。
美登利(十四歳)
華やかな装いと可愛らしい容姿。
明るく、おきゃんな性格。紀州生まれ。
姉が身売りした際、楼の主に誘われたので、両親と三人、姉のいる吉原へ越して来た。
姉の恩恵で羽振りが良く、周りの大人たちも金銭的に甘やかすため、気前よく散財する。
一つ年下の正太郎と仲が良く、表町組の人気者。
まだ花魁の本当の苦労、吉原の本当の姿を知らず、素直に憧れている。
信如の事が気になるが、避けられるので気分を害している。
正太郎(十三歳)
表町で金貸し業を営む祖母と二人暮らし。
表町組子供達のリーダー的存在。
横町組の長吉と信如をライバル視している。
経済的には裕福だが、祖母との暮らしは寂しく、両親や兄弟がいる子供たちを羨ましく思っている。
しっかり者だが、優しく繊細で、家業の手伝いも本当は辛く感じている。
一つ年上の美登利を姉の様に慕い、憧れている。
歌を歌うのが癖。
皆それぞれ魅力的な子供達です。
今日の心のBGMは、80年代のヒット曲
チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」でした。
アラフィフの私は、長吉の事を考えると、この曲が浮かんできます。
「ちっちゃな頃から 悪ガキで〜」「十五で不良と呼ばれたよ〜」
長吉は、そんな子供だったのじゃないかなと、イメージしています。
お付き合い、ありがとうございます。
次回からは、「春夏秋冬」季節別に物語の感想・解釈をまとめたいと思っています。