芸術は心のごはん🍚

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漫画家 川崎苑子さんについて   〜 🍇野葡萄🍇 〜

こんばんは!

 

11月11日ですね。

 

最近、日々の生活、育児など、いろいろ悩みがあります。

 

今日は、最近読み返した、40年ほど前の漫画について書こうと思います。

今は手に入らないかもしれません。

画像のみとします。

 

川崎苑子さんの「野葡萄」という短編集です。

 

野葡萄 (マーガレットコミックス)

 

高校生のみさきちゃんが主人公。

彼女は、生まれる前に父親が事故死しており、母と祖父母に育てられています。

再婚話を切り出した母親に反抗的になっていた矢先、母宛に届いていた手紙を盗み読み。

 

手紙は、この夏を最後に閉鎖されるという「野葡萄館」への招待状でした。

そこが、父が亡くなったN市だと知り、

みさきは衝動的に、一人で野葡萄館にやってきたのでした。

 

みさきはそこで、両親にゆかりのある人々と出会います。

父の親友だったという「桂さん」

野葡萄館の女主人の「瞳子さん」

その他にも、父の大学時代の友人たち、その子供たちとの共同生活が始まります。

 

家族以外の大人の人々に囲まれ、みさきは、一夏の間に様々な経験をします。

楽しい生活の中でも、徐々に明かされる、父の死の真相。

野葡萄館が閉鎖される、本当の理由。

悲しい事故。

 

その夏を境に、ハイティーンのみさきは、

大きな悲しみを乗り越えて、大人になる準備をしていくのでした。

 

 

 

 

小中学生の時、私は川崎苑子さんの漫画が大好きでした。

私が10歳から14歳くらいの間なので、

80年代前半の作品だったと思います。

 

 

最初に読んだのは、こちらの漫画だったと思います。クラスの友達に借り、

爆笑して読んだのを覚えています。

女子高校に進学した麦子さんという女の子の、ドタバタ学園ストーリーでした。

麦子さんの時間割(3) (マーガレットコミックス)

いちご時代(上) (ソノラマコミック文庫)

 

ポテト時代 (ソノラマコミック文庫)

 

他にも何冊かもっていたのですが、残念ながら、40年間の間に何回か経験した引越しの中で、処分してしまいました。

とても後悔しています。

 

今でも大事にもっているのは、

「野葡萄」と、「まさかやっぱりほんとうに?」

の2冊だけなのです。

 

川崎苑子さんの作品は、とにかく心が暖かくなる作品だと思います。

幼い子供たちの描写が、とてもリアルで可愛らしいのです。

主人公も、小中学生、10歳前後の子供たちが多いように記憶しています。

 

思春期って、やっぱり特別な時代だなあと、改めて思う、今日この頃です。