家庭教師のお姉さんの思い出 〜 🍰ケーキとルパン🎩とベルばら🌹と 〜
こんにちは!
今回は久しぶりに、自分の思い出話を書きます。
先日、こちらの映画を見て思い出しました。
私が高2の時に、1年間だけお世話になった、家庭教師のお姉さんがいました。
数学の苦手だった私が3年に進級できるよう、母が頼んだ家庭教師でした。
お姉さんは当時、地元の公立大学の3年生でした。
なので、年齢的には私より4歳ほど年上だったと思います。
そのお姉さんのおかげで、私は高校数学をクリア出来ました。
おそらく週一で2時間ほど、数学の勉強を教えてもらっていたと思います。
勉強は辛かったですが、十数分の休憩タイムはいつも、ガールズ・トーク炸裂させていたと思います。母が持ってきてくれるお茶とケーキを食べながら。
当時の私は、NHKで放送されていた『アニメ三銃士』と、夕方に再放送されていたアニメ『ベルサイユのばら』に夢中でした。
なので、そういう話をしていたんだと思います。
そのお姉さんは、小説の『怪盗ルパン』シリーズが大好きでした。
アニメの『ルパン三世』には、子供の頃から慣れ親しんできた私でしたが、古典の原作はまだ読んでいませんでした。
お姉さんの勧めもあり、私は図書館で借りて読んだと思います。
シャーロック・ホームズが出てくるお話を選んで読んだのですが、シャーロックホームズが大好きだった当時の私は、その内容にちょっとびっくりしてしまったと言う記憶があります。
お姉さんとは恋バナもしました。
私の恋話は、漫画やアニメの人物か、ハリウッド・スターでしたが、
お姉さんには、同じ大学に彼氏がいるとの事でした。ですが、大学3年生のお姉さんの
「大学を卒業したら、その彼とは別れることになっている」
という発言を聞いた時、世間知らずの私は
「え? そうなの? なんで?」
と聞いてしまいました。
答えがどうだったのかは覚えていないのですが。
そして私は3年生に進級できる事になりました。
最後の家庭教師の日に、私はお姉さんから贈り物を貰いました。
それは、お姉さんが持っていた
漫画『ベルサイユのばら』全巻でした。
「〇〇ちゃんが、アニメ大好きだって言っていたから。ボロボロでごめんね。」
私は驚いて
「お姉さんも大好きなんでしょ? 貰っちゃっていいの?」
と聞きました。するとお姉さんはこう言いました。
「私には、もう必要ないから。あげる。もらって欲しい。」
その言葉には、「買い換えるから」というニュアンスは感じられませんでした。
当時の私には、大事なものを手放そうとする人の気持ちがわかりませんでした。
でも、
「ありがとう。大事にするね」
と言い、私は紙袋を受け取りました。
その漫画は、今も私の手元にあります。
やはり名曲だと思うこちらの2曲を。
ありがとうございました。