先ほど、心の底から尊敬、お慕いしていた高畑勲監督がお亡くなりになったことを知り、呆然としています。信じられない、信じたくない、と思っている自分がいます。
82歳とのことです。
なんという素晴らしい作品の数々を、この世に生み出して下さった事でしょう。
「火垂るの墓」
「おもひでぽろぽろ」
「(ホーホケキョ)となりの山田くん」
「かぐや姫の物語」
もっと、たくさんあるのだと思いますが、私が今わかる作品は、これだけです。
私は、すべての作品が、大好きです。
「平成狸合戦ぽんぽこ」や「となりの山田くん」では、ほのぼのとした笑いの中にも、現代社会のシビアな問題について、考えさせられる場面もありました。
「火垂るの墓」は、正直辛かったですが、制作に携わった方々は、もっと苦しかった事でしょう。でも、やはり観るべき作品、見てよかった作品だと感じています。
主題曲の「埴生の宿」は、英語タイトルは、「home sweet home」です。
「おもひでぽろぽろ」は、私にとって、「ジブリ作品の中で、一番好きな作品」
といっても、過言じゃないほど、大好きな作品です。
The Rose - Bette Midler (歌詞字幕)English & Japanese Lyrics
「セロ弾きのゴーシュ」は、その作品の存在をずっと知らなかったのですが、息子に見せたいアニメを探していて、偶然見つけDVDを購入しました。数年前に初めて観て、そのクオリティーの高さにびっくりしてしまいました。「なぜ、この作品が話題にならなかったのか?」すごく疑問に感じました。(私が知らなかっただけかもしれませんが)
驚いたのは、ストーリー展開とキャラクターの「台詞」が、ほぼ原作通りだった事です。変に膨らませなかったせいか、時間は、63分という作品です。それに、美しく説得力のある映像美と、音楽が加わったらですね、もう
最強の作品ではないかと思います。
Gauche the Cellist 「セロ弾きのゴーシュ」 - Trailer 予告編
「かぐや姫の物語」は、本当に、素晴らしい作品でした。
この物語の「不朽の名作性」「芸術性」「優れた文学性」「ファンタジー性」
「現代社会にも通づる教訓性」そうしたものが、長い年月をかけて、じっくりと、大事に大事に作り上げられていったのだろうと思います。
The Tale of The Princess Kaguya Official Extended Trailer (2013) - Studio Ghibli Film HD
私は、高畑勲監督は、
愛 美 命 喜び 自由 について、常に丁寧に、忍耐強く、愛情深く、その豊かな知性とユーモアを惜しげも無く注いで、素晴らしい作品を生み出してきた
素晴らしいクリエイターだと思います。
心よりご冥福をお祈りします。