芸術は心のごはん🍚

映画・小説・漫画・アニメ・音楽の感想、紹介文などを書いています。

たけくらべ

樋口一葉『たけくらべ』 感想・解釈 まとめ  〜 物語と春夏秋冬 〜

こんにちは! 今回は、樋口一葉「たけくらべ」を読んでの感想・解釈の記事をまとめて 再アップ致します。 こちらは主要人物紹介記事 obachantoarts.hatenablog.jp 夏に纏わる章について obachantoarts.hatenablog.jp 春に纏わる章について obachantoarts.hat…

樋口一葉『たけくらべ』 私なりの現代語訳  〜 2021年  〜

こんにちは! 今日は色々考えて「たけくらべ」の過去記事・最終的な私なりの現代語訳について まとめてあげさせて頂きます。 自分が老眼なので、文字を大きくしてあります。 お若い皆様、読みにくかったら、申し訳ありません。 第一章 obachantoarts.hatenab…

「たけくらべ 」を替え歌に その② 〜 二人の少年 〜

以前作りました「たけくらべ」の替え歌②です。 寂しい歌なので、夜のうちにアップすることにしました。 佐野元春さんの「彼女」を、改めて聴いていて、 前半は 正太郎だなー 後半は 信如だなー と思い、替え歌にしました。 という訳で、 佐野元春さんの「彼…

樋口一葉「たけくらべ 」  〜 私なりの現代語訳 第十六章 子供時代の終わり  〜

こんにちは! 現代語訳、最後の章の第十六章です。 たけくらべ 第十六章 (祭りの後、霜の朝) 正太が(道を)真一文字にかけて、人中を抜けつ潜りつ、筆やの店へ走り込むと、いつの間にか祭の店じまいを済ませた三五郎が、そこに来ていた。 前掛けのポケッ…

樋口一葉「たけくらべ 」  〜 私なりの現代語訳 第十五章 大人に成るは  〜

引き続き、失礼します。 たけくらべ 第十五章 (大人に成るは) 悲しく、恥ずかしく、人に知られたくない事が自分の身にあるので、人々の褒め言葉は(かえって)あざけりの言葉に聞こえるだけ。島田の髷(まげ)の美しさに振り返る人たちがあると、それはか…

樋口一葉「たけくらべ 」  〜 私なりの現代語訳 第十四章 蝶よ花よと育てられ 〜

こんにちは! 今日も引き続き、失礼します。 たけくらべ 第十四章 (蝶よ花よと育てられ) この年は、十一月の酉の市が、三日間ある年であった。中日は雨でつぶれたが、前後の二日は天気に恵まれ、大鳥神社の賑わいは凄まじいものだった。 この祭りにかこつ…

「たけくらべ」の見せ場を、替え歌に(第十二、十三章の場面)

今日は、もう一記事。 過去記事を編集し直しました。 「たけくらべ 」続きで失礼します。 因みに、この小説は、第十六章で完結します。 前回記事のBGM曲として、こちらも浮かびました。 明るい曲調ですが、場面とオーバーラップする点もあるように感じ、 「…

樋口一葉「たけくらべ 」  〜 私なりの現代語訳 第十三章 雨に濡れた友仙 〜

度々失礼します。 今回は「たけくらべ」 クライマックス 後半 現代語訳です。 たけくらべ 第十三章 (雨に濡れた紅葉の友仙) ここは大黒やの前だと思った時から、信如は自然と恐ろしくなって、左右を見ずに、ひたすら歩いていた。しかし、あいにくの雨、あ…

樋口一葉「たけくらべ 」について  〜 私なりの現代語訳 第十一章 〜

こんにちは! 引き続き、現代語訳、失礼します。 たけくらべ 十一章 〜 信如と美登利と正太郎の(二等辺三角形的?)関係 〜 正太が、くぐり戸を開けて、 「ばあ!」 と言いながら顔を出すと、その人が二、三軒先の軒下をたどって、トボトボと歩いていく後ろ…

樋口一葉「たけくらべ 」について  〜 私なりの現代語訳 第十章 〜

こんにちは! 今日も前回の続きです。 たけくらべ 第十章 (夏から秋への移り変わり・秋雨の夜) 祭りの夜は、田町の姉の所へ使いを命じられていたので、信如は夜更けまで家に帰らなかった。 (そのため)筆やの騒ぎの事は全く知らず、翌日になってから丑松、…

樋口一葉「たけくらべ 」について  〜 私なりの現代語訳 第九章 〜

こんにちは! 引き続き、現代語訳、失礼します。 たけくらべ 第九章 (信如の生い立ち) 「如是我聞(かくのごとく、我聞けり)」、「仏説阿弥陀経(大乗仏教の経典一つ)」 声は松風に調和して心のチリも吹き払えるはずの、お寺様の庫裏(くり:台所の建物…

樋口一葉「たけくらべ 」について  〜 私なりの現代語訳 第八章 〜

※4月9日午後に記事を一部変更、追記しました。 こんにちは! 今日から再び、学校が休校になりました。 日々、慎重に、丁寧に暮らしたいです。 たけくらべ 第八章 (吉原の情景・その場所における美登利の立場) 「走れ!飛ばせ!」 の、夕方(の勢い)に比…

樋口一葉「たけくらべ 」について  〜 私なりの現代語訳 第七章 〜

たけくらべ 第七章 (彼もとても繊細) 龍華寺の信如、大黒屋の美登利。二人とも、学校は育英舎である。 今年の四月の末、桜が散って青葉のかげに、藤の花見という頃、春の運動会を、水の谷の原で行った。つな引き、まり投げ、縄跳びなどの遊びに、日が暮れ…

樋口一葉「たけくらべ 」  〜 私なりの現代語訳 第六章 〜

こんにちは! 「たけくらべ 」の続きを失礼します。 たけくらべ 第六章 めづらしい事(もあるものだ)。この炎天下に、雪が降りはしないだろうか? 美登利が学校を嫌がるとは、よくよく不機嫌(なのだろう)。 朝食がすすまないなら、後で鮨でも(出前を?)…

樋口一葉「たけくらべ」について 〜 私なりの現代語訳 第五章 〜

立て続けに失礼します。 今回は、セリフの様に思えた箇所を、太字にしてあります。 たけくらべ 第五章 待つ身につらき夜半の置炬燵(昔の端歌の一節)それは恋でしょう。 吹く風が涼しい夏の夕暮れ、昼の暑さを風呂に流して、身じたくの姿見(鏡)の前。 (…

樋口一葉「たけくらべ」について 〜 私なりの現代語訳 第四章 〜

引き続き失礼します。 たけくらべ 第四章 年中いつも、太鼓や三味線の音色に事欠かない、こうした場所(吉原)でも、祭りは特別な日。秋の酉の市を除いては、一年に一度の賑やかな行事である。 三島様、小野照様、お隣どうし、負けるものかという競争心が面…

樋口一葉「たけくらべ」について 〜 私なりの現代語訳 第三章 〜

今日も昨日の続きです。 縦書きにしたいのですが、できずに失礼します。 「たけくらべ」 第3章 解けば足にも届くだろう髪は、赭熊(しゃぐま)と言う、名前は恐ろしげだが、今の流行りで、良家の令嬢もなさる事だといわれている結い方。 色白で鼻筋も通り、…

樋口一葉「たけくらべ」について 〜 私なりの現代語訳 第二章 〜

今日は続けて失礼します。 二章は、要約ではなく、あまり省いていません。 たけくらべ 第二章 八月二十日は千束神社の祭りなので、山車屋台に町々が見えを張って、(山車を担ぐ若者達が?)土手を登って廓内にまで入り込みそうな勢い。ここらに住む若者達は…

「たけくらべ」の替え歌② 〜 少年二人 〜

今日は、もう一つ「たけくらべ」替え歌を作りました。 寂しい歌なので、夜のうちにアップすることにしました。 佐野元春さんの「彼女」を、改めて聴いていて、 前半は 正太郎だなー 後半は 信如だなー と思い、替え歌にしました。 という訳で、 佐野元春さん…

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その九 〜 子供時代の終わり 〜

こんにちは。 今回は、「たけくらべ」内容説明 ラストです。 16 祭りの後 霜の朝 美登利の急激な変化、言動にショックを受け、大黒屋の寮から駆け出した正太郎。 真一文字に駆けて(原文より) 人混みをかき分け、(溜まり場の)筆屋の店に飛び込んだ。 そ…

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その八 〜 大人に成るは 〜

※ 3月21日夕方に、一部、追記しました。 こんにちは! 今回も「たけくらべ 」についての続きです。 15 晩秋 打ち沈む美登利 つらく恥ずかしく、気おくれすることが自分の身にあるので人が褒めるのは嘲りに聞こえて、(現代語訳より) 飾り立てられた自分に…

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その七 〜 蝶よ花よと育てられ 〜

今回も「たけくらべ 」紹介の続きです。 14 酉の市の日 この年は、酉の市(例年11月の酉の日に行われる祭)が、 三の酉(三の酉まである年は、何か特別な意味があるようなのですが、うまく説明できませんm(_ _)m)まであり、神社は大にぎわい。 吉原も、大…

「たけくらべ」の見せ場を、替え歌に

今日は、もう一記事。 前回記事のBGM曲として、こちらも浮かびました。 明るい曲調ですが、場面とオーバーラップする点もあるように感じ、 久しぶりに「替え歌」にしてみました。 杉真理さんの「バカンスはいつも雨」の替え歌で 杉真理 バカンスはいつも雨 …

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その六 〜 雨にぬれた紅葉の友仙 〜

今回も「たけくらべ」 クライマックス 後半 要約(?)です。 13 時雨の朝 格子門 ごし (後編) (足止めを食っているこの場所が)大黒屋の前だと慌てた信如。しかし 生憎(あやにく)の雨、あやにくの風、(原文より) 鼻緒が切れ、詮無く紙縒をよってい…

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その五 〜 時雨の朝 格子門ごし 〜

こんにちは。 今回は「たけくらべ」要約(?)の続きです。 今回は 物語の クライマックス です。 12 時雨の朝 格子門 ごし (前編) 信如が田町へ行く時、近道を口実に、いつも通る道にちょっとした格子門があるが、 そこは(美登利の住む)大黒屋の寮の…

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その四  〜 一葉さんと紘子さんとユーミンと 〜

※ 3月11日夜に、副タイトルを変更、記事を少し追記しました。 今回は「たけくらべ」の要約記事の続きです。 10 明治・吉原住人の格差、生活の情景(祭りの前後から秋) 信如は祭り夜は、姉の元への使いで、翌日まで留守にしていたので、筆やでの騒ぎは…

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その三  〜 無邪気な少女・思慮深い少年  〜

こんにちは。 引き続き、「たけくらべ」内容の要約です。 8 吉原の情景・その場所における美登利の立場 明け方の吉原の情景。 夕方(?)に吉原を訪れて、明け方に帰っていく男性たちの様子。 (描写が…なんと言いますか、 一葉さんという女性視点からの皮…

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その二 〜 彼もとても繊細 〜

こんにちは。 続いて「たけくらべ」の私なりの要約です。 7 育英舎での、信如と美登利の情景 二人とも育英舎という学校に通っています。 その年の4月末(話が夏から、その年の若葉の頃に戻る)大運動会がありました。 つな引き・鞠なげ・縄とびなどの種目…

樋口一葉「たけくらべ」の内容 その一 〜 明治・少年少女の肖像 〜

こんにちは。 今日は長文失礼します。 私は、「歴女」ならぬ「明治女(めいじ・じょ)」にもなりたいと思います。 「あしたのジョー 女」だけでなく^^; 改めて、樋口一葉さんの「たけくらべ」について その内容を、私なりに、紹介させて頂きます。 一葉さん…

「たけくらべ」 〜 モノクロ 〜

こんにちは。 「水仙の花」を描こうと思い、やはり人物も描きたくなりました。 小説「たけくらべ」を「原文」と「現代語訳」で読み、今まで知らなかった、細部のストーリー、登場人物の描写を読み、改めて色々思うところがありました。 ラスト・シーンをイメ…