芸術は心のごはん🍚

映画・小説・漫画・アニメ・音楽の感想、紹介文などを書いています。

たけくらべ現代語訳

樋口一葉『たけくらべ 』私なりの現代語訳  〜 2022年 〜 

こんにちは! 今年に入ってからは、寒さと忙しさで、中々新しい記事が書けない状況です。 久しぶりの更新です。 昨日、津田梅子さんについてのドラマを視聴しました。 津田海子さんの事も、とても知りたくなりました。 それと同時に、今現在の5千円札の、樋…

樋口一葉『たけくらべ』 感想・解釈 まとめ  〜 物語と春夏秋冬 〜

こんにちは! 今回は、樋口一葉「たけくらべ」を読んでの感想・解釈の記事をまとめて 再アップ致します。 こちらは主要人物紹介記事 obachantoarts.hatenablog.jp 夏に纏わる章について obachantoarts.hatenablog.jp 春に纏わる章について obachantoarts.hat…

樋口一葉『たけくらべ』 私なりの現代語訳  〜 2021年  〜

こんにちは! 今日は色々考えて「たけくらべ」の過去記事・最終的な私なりの現代語訳について まとめてあげさせて頂きます。 自分が老眼なので、文字を大きくしてあります。 お若い皆様、読みにくかったら、申し訳ありません。 第一章 obachantoarts.hatenab…

樋口一葉『たけくらべ』について 感想・解釈のまとめ  「水仙の作り花」

こんにちは。 今回は「たけくらべ」感想解釈のまとめです。 「水仙」の「作り花」を「格子門」に挿していった理由 私は原文を読んだ事で、それまで以上に、水仙の作り花を格子にさしていったのは、信如の意志による行動だったと思う様になりました。 そして…

漫画「ガラスの仮面」の劇中劇「たけくらべ」について  美内すずえ先生の漫画の素晴らしさ

こんにちは。 樋口一葉「たけくらべ」の感想・解釈のまとめを書く前に、こちらの作品について、 少し書かせて頂きます。 私は、この漫画を読んで、初めて「たけくらべ」のお話を知りました。 ちょうど美登利と同じ14歳の頃でした。 ガラスの仮面 (第2巻) (…

樋口一葉『たけくらべ』について 第十六章の感想・解釈 「冬」 ある霜の朝

皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今日は勤労感謝の日ですね。 私は数ヶ月前に樋口一葉さんの伝記を読みました。 それによると、今日は一葉さんの命日なのです。 樋口一葉ものがたり〜下巻〜 ジュニアノンフィクション 作者:日野多香子 発売日: 2013/06/10 …

樋口一葉『たけくらべ』について 第十四章・第十五章の感想・解釈 「冬の訪れ」 酉の市

こんばんは。 連休の二日目ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 私は今日一日、冬支度でバタバタしていました。 当ブログでの「たけくらべ」についても「晩秋」から「冬」へと進んできました。 十一月下旬ごろ、ちょうど今時分のシーンだと思います。 第…

樋口一葉『たけくらべ』について 第十二章・第十三章の感想・解釈 「晩秋」 時雨の朝

こんばんは! 最近、晩秋とは思えない気候ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今回も「たけくらべ」感想・解釈の続きです。 第十二章 「時雨の朝(前編)」 信如が田町へ行く時、近道を口実に通る道があります。 時雨の朝、母に遣いを頼まれた信如。 は…

樋口一葉『たけくらべ』について 「秋」第十章・第十一章の感想・解釈  「秋雨の夜」

こんにちは。 皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今日は、雨降りでした。 今回は、「たけくらべ」の第十章、十一章の「秋雨の夜」について書きます。 第十章(後半) 秋風が涼しくなってきた、そんな折の、秋雨しとしと寂しい夜。 戸を閉めていた筆やの中で、…

樋口一葉『たけくらべ』について 第一章・第八章〜十章の感想・解釈  明治吉原事情、信如、美登利の考えについて

こんにちは。 今回は、「たけくらべ」の、四季にはあまり関係のなかった章について書きます。 第一章 吉原に暮らす大人たちの仕事・職業・立場について。 住人達が、副業、内職として精を出している熊手作りについての説明。 そうした土地柄の子供達には、ど…

樋口一葉『たけくらべ』について 四季べつの感想・解釈  「春(若葉の頃)」☘ 第七章について

今日は夜に更新します。 11月も半分ほど過ぎましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今回は、「たけくらべ」の「春から初夏」までの場面、七章の感想・解釈です。 美内すずえ先生の「ガラスの仮面」3巻の表紙が素晴らしいので、紹介させて頂きます。 …

樋口一葉『たけくらべ』について 四季べつの感想・解釈  「夏」🌻 第二章〜第六章について

こんにちは! 今回は「たけくらべ」夏の場面の章につての感想・解釈を書きます。 「夏」第二章〜第六章 (二章) 二章の長吉と信如のやり取りは、とても興味深い文章です。 生まれ育ち、性質も真逆ながら、幼馴染の男子二人のやりとりでわかることは、 長吉 …

樋口一葉『たけくらべ』について 今更ながら、 主要人物紹介を少々💦

皆様、いかがお過ごしでしょうか? 私は、いろいろ考え、引き続き「たけくらべ」について書きます。 10月初旬に、私はこちらの伝記本を読みました。 樋口一葉ものがたり〜上巻〜 ジュニアノンフィクション 作者:日野多香子 発売日: 2013/06/09 メディア: Kin…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第十六章  「不朽の物語」の最終章「枯れる事なき花」

こんにちは! だいぶ寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 私事で恐縮ですが、11月4日は、私がブログを始めた日です。 今回は、ついに「たけくらべ」第十六章 最終章です。 ブログ4周年記念日を、この記事にする事ができて嬉しいです。 …

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第十五章  春、夏、秋、酉の市、そして冬と悲しみの訪れ

十一月に入りました。皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今回は「たけくらべ」第十五章の解説を失礼します。 先日、少し調べましたら、今年の大鳥神社の酉の市は、 「たけくらべ」の作中の年と同じく、三日間ある年なのだそうです。 そして、今年の一日目は…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第十四章 酉の市の人混みを彷徨う正太と、島田結いになった美登利の心細さ

もうすぐ11月ですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今回は、「たけくらべ」第十四章解説失礼します。 最終章まで、後、三章となりました。 辛く悲しい三章なのですが、それだけではない内容だと思います。 第十四章は、 それまで信じていた事が、突然信…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第十三章「きみなき」格子門の外に「捨ててき」てしまった大切な物を…解説🍁

こんにちは! 今回は「たけくらべ」第十三章の解説を失礼します。 格子門前で起きた一大事の後編です。 好きな人に、格好悪い所を目撃されてしまった事がある皆様 好きな人の素っ気無い態度に、少なからず傷ついた事がある皆様 に、ぜひ読んで頂きたい章です…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第十二章「ミルク色」をした雨と風の中で起こった一大事を…解説☂️

こんにちは! 皆様、いかがお過ごしでしょうか? 私の地方は、結構、強い風が吹いています。 「たけくらべ」第十二章、私なりの現代語訳、解説を失礼します。 雨風の中で、とても困ってしまった経験がある皆様 に、ぜひ読んで頂きたい章です。 なぜなら、こ…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第十一章 夜の「雨だれ」は知っていたかもしれない、思春期心を解説

こんにちは! 今回は「たけくらべ」第十一章、私なりの現代語訳を失礼します。 今日は、少年少女3人の、目には見えない「三角関係」が・・切ない章です。 3角関係は、辛そうだなあ…と思っている皆様 3角関係は、辛かったよなあ…と思っている皆様 3角関係…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第十章「Autumn」の情景と秋雨の夜を「憧れ・愛」を込めて解説🎹

こんにちは! 今回は「たけくらべ」第十章解説を失礼します。 秋ですね。 秋も、深まってきたなあ・・と、感じている皆様に お薦めの章です。 という訳で、ジョージ・ウインストンさんのアルバム「Autumn」より「longing love」 のイメージで失礼します。こ…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第九章 家族の実情が「間違いだらけ」じゃないか?と思う少年の苦悩を解説

こんにちは! 今日はこちらはお天気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 今日は「たけくらべ」第九章を解説いたします。 この章は、信如の家族、つまり「藤本家」の「家族の肖像」と申しましょうか・・ 信如の両親、姉、龍華寺の様子、家庭における信如…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第八章「Night & Day」🏮「はれるや」な吉原情景と無邪気な少女を…解説💦

こんにちは! 今日は雨で、私は少し肌寒いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 家事がひと段落したので、やはり今日も、こちらの続きを失礼します。 「たけくらべ」第八章は・・・ 「吉原」って結局、どういう場所だったの? と思っている皆様 どんちゃ…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第七章 信如と美登利が「🧲のNとNの様」になった経緯を解説🚣‍♂️

こんにちは! 引き続き「たけくらべ」私なりの現代語訳、失礼します。 この章は、特に 「すれ違いラブ・ストーリー」が好き! 「ガラスの仮面」が好き! と言う女性の皆様と 「俺はどうも好きな女性に素直になれない」 と言う男性の皆様に お薦めしたい章で…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第六章 十三歳、正太郎の「🌱少年時代🌱」 「おいらの心は夏模様」  

こんにちは! もう10月も半ば、秋ですね。 今回も、現代語訳の続きを、失礼します。m(_ _)m 「たけくらべ」 第六章の主役は 正太郎 です。 正太郎が、ひたすらに かわゆい 章なのです。 暑さバテ、秋バテ、お疲れ気味の皆様に、 特に読んで頂けると嬉しいで…

樋口一葉『たけくらべ』現代語訳 第五章「今夜はエンジェル」&デーモン閣下的な?乱闘シーンをハラハラ解説🦹‍♀️  

こんにちは! 今回は「たけくらべ」の、かなり重要なシーンです。 今夜こそが正に 「若さ(と言うより思春期)とは、なんぞや!?」 という感じの夜なのよ (ゲーノ 勝手な訳m(_ _)m) と言うイメージの第五章解説を、私個人は「筆やのおかみさん」的視点か…

樋口一葉『たけくらべ』  第四章「お祭りの夜」で「胸が騒い」でる少年達を、ドキドキ解説🎇  〜 私なりの現代語訳(再推敲) 〜 

こんにちは! 第四章の解説です。 いよいよ「夏祭り」の夜が、やってきました。 「夏祭り」と聞くとソワソワ・ドキドキしちゃう! そんな皆様に読んで頂けると嬉しいです!! 「夏祭り」と言えば、whiteberryさんの名曲♪ 「お祭りの夜はー 胸がさ・わーいだ…

樋口一葉「たけくらべ」を、ある飲み物に例えてみました🥤

こんにちは! 長文続きで失礼します。 今回は、なぜ私が 「たけくらべ」現代語訳を始めたか、理由を書きます。 原文を読み解くのに大変苦労し、 原文の素晴らしさ、ストーリーの素晴らしさ を知ってしまった私。 素晴らしい!! でも 原文では読み辛い!! …

樋口一葉『たけくらべ』  「可愛い」美登利が「愛おしい!」第三章を…どうにか解説💦  〜 私なりの現代語訳(再推敲) 〜 

こんにちは! 樋口一葉 『たけくらべ』 の 第三章 の解説です。 ようやく、ヒロインの美登利が登場です!! 無邪気で明るい、でも繊細な面もあった 現・少年少女 元・少年少女 の皆様 に、捧げたい!! そんな、第三章です。 suiさんの「可愛い君が愛おしい…

樋口一葉『たけくらべ』  第二章を「クール」に解説したい!💪   〜 私なりの現代語訳(再推敲) 〜 

こんにちは! 「たけくらべ」第二章の翻訳、解説です。 この章は特に、十代少年二人のやり取り、会話が面白い章です。 二人の想い、会話を色分けしてみました。私なりの解釈です。 長吉 信如 です。 この章は、特に 昔、やんちゃだった大人の皆様、 思春期の…

樋口一葉『たけくらべ』  むずいけど「鮮やかな」第一章を「ふらふら」と解説💦  〜 私なりの現代語訳(再推敲) 〜 

こんにちは! スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋ですね。 読書の秋という事で、改めて、こちらの記事を再アップ致します。 以前書いた文章を、更に推敲して、改めて記事にしました。 以前は、下記記事の様な解釈をしていたのですが。 改めて掘り下げた書評を…