芸術は心のごはん🍚

映画・小説・漫画・アニメ・音楽の感想、紹介文などを書いています。

映画「スペース・カウボーイ」〜超頼もしいオッサンズ4〜

皆様、こんにちは、今日は、昔見た映画の思い出について書かせて頂きます。

2000年の「スペース・カウボーイ」です。

 

監督主演 クリント・イーストウッド
その他キャスト     

     トミー・リー・ジョーンズ
     ドナルド・サザーランド
     ジェームズ・ガーナー

 

すいません、10年以上前に見ただけたので、うろ覚えの感想です。

 

若かりし時代、パイロットとして活躍し、そして、アメリカ(?)初の宇宙飛行士になるはずだったのが、諸々の事情でなりそこなった、4人の男たちがいました。

夢破れたその後の4人は、それぞれ、曲芸パイロット・ジェットコースター技師・(なぜか)牧師など、それぞれ別の道で働いていました。

そんな彼らが、これまた諸々の事情で、NASAから依頼を受け、40年ぶりに集結し、故障した衛星を修理するために宇宙に旅立つ事になります。なぜかというと、彼らにしか故障を直せそうにない理由があったからです。(うろ覚えm(_ _)m)

 

私が一番忘れられないシーンがあります。

それは、(間違っていたらすみません)ジェットコースター技師のドナルド・サザーランドさんが、自分が作ったジェットコースターに試験的(?)に乗りながら、なんと

「バナナ食って…いえ、召し上がっていた」

シーンです。「マジですかーい!」と、思いました。

いえ、基本、絶対やっちゃいけないことだとは思いますが…

ちなみにD・サザーランドさんは、「普通の人々」で、知的で温和なお父さんを演じていらっしゃった方です。すごいギャップなんです。

 

脱線しましたが、4人は、「オヤジなめてんじゃねーぞ」的な感じで、若い宇宙飛行士と張り合ったり、切磋琢磨して、協力しあって、宇宙に行くことになります。

うろ覚えて申し訳ありませんが、物語中の4人の年齢は、おそらく60歳を超えていたと推測されます。諸々の宇宙飛行士の訓練を受けるのですが、

パイロット出身のジーさんズだけに、「G」に強い・・・なんちて

失礼致しました。m(_ _)m

 

テーマ曲として使われる、「フライ・ミー・トウ・ザ・ムーン」が、お話の説得力を彩ります。

 

2000年前後は、新世紀の幕開けのせいか、スペース・ものの映画がこれでもかというくらいたくさん作られていたのですが、その時代の宇宙もので、「ガタカ」の次に私が好きな映画は、これだと思います。

 

今まであまり自覚なかったんですが、「宇宙兄弟」に目覚める前から、私って、結構宇宙物好きだったんだなあ…と、今更に自覚する今日この頃です。 

スペース カウボーイ [Blu-ray]

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「宇宙兄弟」30巻読みました✨ 〜お久しぶりのヒビチョフ❤️〜

今日は、漫画「宇宙兄弟」の新刊(30巻)について、少し書かせて頂きます。

 

突然ですが、私はとにかく、笑えて、泣けて、感動して、(何かについて)学習(?)できるお話が大好きなんです。

だから、「宇宙兄弟」が好きなんだと思います。

〜それまでのお話〜

3歳違いの兄弟、六太と日々人は、子供の頃に、二人とも宇宙飛行士になる、と誓います。その後、日々人は、まっすぐに宇宙飛行士を目指し、日本人初のムーン・ウオーカーに。一方、兄六太は、現実的に自動車会社に就職して、彼なりの夢を実現しようと頑張るも、その提案が突飛すぎて、理解されず、挙句に弟の悪口を言った上司を怒らせ、会社をクビ(違っていたらすみません)になってしまいます。

そんな兄の現状を知った日々人は、母に頼んで、JAXAの宇宙飛行士の試験に、本人に内緒で六太の履歴書を送り、書類審査に合格したため、六太も、諦めていた宇宙飛行士の夢に挑戦する事になります。

一方日々人も、夢叶うも、様々な困難にぶち当たります。

兄は兄で、様々な問題にぶち当たりながらも、一歩一歩、宇宙への旅たちの準備に励みます。そんな兄とは対照的に、NASAでの居場所を、図らずも失ってしまう日々人。

悩み抜いた末、彼は(宇宙飛行士であり続けるために)NASAを離れる決心をしました。

 

その後は、六太中心のお話で、しばらく日々人のお話はなかったのですが、今回の30巻で、ようやく、NASAを去った後の日々人が、どこで何をしていたのかがわかります。新しく登場したキャラクターの中では、私は、とにかく、

 

口が悪くて、無愛想で、周りの人間に、皮肉たっぷりのあだ名をつけるのが得意なのに、実はとっても心が優しい「マクシムさん」が、大好きになりました。

 

あと、エディー&ブライアンのアメリカン宇宙兄弟のエピソードも、素敵です。

 

続きが楽しみです。

 

宇宙兄弟(30) (モーニング KC)

宇宙兄弟(30) (モーニング KC)

 

 

 

浅田真央「メリー・ポピンズ」プログラムについて感じた事

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

私は、今日、アルソアさんに行ったり、郵便局に行ったり、ずっと読みたかった漫画を読む事ができました。

生意気盛りの息子との(言葉の)バトルもたまにありますが、反抗できるようになったのも、成長の証かな〜と、思いつつ、体力では叶わないので、有り余るエネルギーは、できるだけ他の有意義(?)な事に使っていただけるよう、サポートしていきたいなと思う今日この頃です。例えるならば、矢吹丈(ボクシング漫画「あしたのジョー」主人公)をリングへと送り出す、丹下段平氏のポジションがいいな…でも、心配性の母なんで、早々にタオルをリングに投げ込みそう…なんて…脱線💧

 

すみません、今日は、昨日に引き続き、真央プロ「メリー・ポピンズ」について、もう少し書かせて頂きたいと思います。

昨日、改めて動画を見て、やはり、よくできたプログラムだなあと思いました。

私は、ディズニーの「メリー・ポピンズ」を、何回か見ているので、あの衣装は、説得力のある本当に素晴らしい衣装だと思います。

そして、あの可愛い日傘!!!!!

日傘は、原作でも、映画でも、この物語にとって、とても大事なアイテムだと思います。傘をさしてすべったり、持ってすべったりって、すごく難しいのではないかと、素人ながらに思うので、本当に真央ちゃんに感謝です。

あの、数分間のプログラムから、この作品の音楽、ストーリーの面白さ、ユーモア、メッセージ性が、ひしひしと伝わってくると、私はいつも感じます。

 

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このあたりの、「あ、雨止んだかな?あー綺麗な青空になったよー♪(オバさんの妄想ナレーション)」てきな振り付けが、とても好きです。

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そして、やはり、何度見ても美しい傘さしスパイラル❤️

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私は、フィギュアの技で、一番好きなのが、スパイラルなんです✨

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写真の順番が、バラバラで、申し訳ありません。m(_ _)m

原作も、十数年前に、図書館で借りて読みました。でも、一回しか読んでいないので、どうしても、ディズニーの印象の方が強く残っています。原作も、また読み返してみたいなあと思います。

 

…今日もプロ見て、フロ入って、寝ようと思います。

失礼オバ致しました。

 

 

浅田真央の「メリー・ポピンズ」〜極上のエンターテイメント!落ち込んだ時はこのプロ〜

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

私は未だに、自分見失っちゃってる感じが続いています。

春なのに・・・てか、春だから・・・かも💧

春休み(私のじゃないですが)は、なぜかいつも、気持ちが不安定になってしまいます。早く、学校始まってくりょー!!!と、自己中な事を日々思っています。

 

絵も、また描きたいです。

心と体のテンションを上げるためにも、このプログラムをアップさせて頂きます。

 

 


浅田真央(mao asada) 4CC 2013 EX 「メリー・ポピンズ・メドレー」HD高音質Ver. 保存版

 

素敵なスペシャルな言葉

 

スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

 

すごく素敵で楽しいエキシビション・ナンバーですね!

お衣装も振り付けも、すごく凝っていて、分かりやすくって、

ウキウキ・ワクワクしてしまいます。

大好きなプログラムです。

 

さー、私は、このプロ、もう一回見て、風呂入って、早く寝ようと思います。

映画「ビッグ」〜体30歳、心12歳の主人公…トム・ハンクスさんは凄い!と思った作品〜

※申し訳ありません。ストーリー説明で、少し勘違いしていたところを、一部訂正させて頂きました。(ジョッシュの入社の経緯について、5月22日に訂正)お読みになられた方、大変申し訳ありませんでした。

今後、この様な事がないよう、努力いたします。

 

80年代の映画「ビッグ」です。私はこの作品を、映画館で観ました。

監督 ペニー・マーシャル

脚本 ゲイリー・ロス アン・スピルバーグ

 

キャスト

ジョッシュ   トム・ハンクス

スーザン    エリザベス・パーキンス

マクミラン社長 ロバート・ロッシア

 

多分、ファンタジー&ラブ・コメディーという感じの作品です。 

ニューヨークからあまり遠くはない(と思われます)町の中流家庭に住む、12歳の少年ジョッシュには、同じ学校に、密かに気になっている大人びた美少女がいます。

ある日、移動遊園地に行ったジョッシュは、気になるあの子が、ジェットコースターに乗ろうとしていたので、自分もその後ろに並び、彼女の気を引こうと試みます。が、彼は身長確認で、「身長が足りないから、乗れない」と言われた上に、彼女が、年上で車を持っている少年と一緒に来ていたのを知り、惨めな思いをします。傷心の彼は、園内で、怪しげなマシーン「ミステリー・ゾルダー」に引き寄せられていきます。

マシーンにコインを入れ、促されるままに、願い事をするジョッシュ。

「大きくなりたい」

次の朝、目覚めた彼が、洗面所の前に立つと、鏡には、見たことのない大人の男が映っていた!!!

母親に(ジョッシュを誘拐した)誘拐犯と間違われ、家に居られなくなったジョッシュは、親友のビリーに助けを求め、なんとかジョッシュだと理解してもらう事に成功。ビリーの助けを借り、ジョッシュは、もう一度「ミステリー・ゾルダー」を見つけ出し、元に戻してもらうまでの間、ニューヨークで一人で自活する事に…

最初は、おもちゃ会社に入社し、(コンピューターに、データーを入力する系?のお仕事)休日に、たまたま入った、その会社の大型おもちゃショップで、無邪気に(心と脳みそ12歳なんで)遊んでいるところを、会社の社長に気に入られたジョッシュ。その後、トントン拍子に出世し、キャリア・ウーマンのスーザンと恋に落ちたりと、大人社会の諸々を、経験する事になります。

 


日本版予告篇 / ビッグ

 

 

ここからは、あえて、ラストについて書かせて頂きます。

 これから、ご覧になる予定の方は、読まないようがよろしいかとm(_ _)m

 

 

 

いろいろあった後、ジョッシュは、「ミステリー・ゾルダー」があると、ビリーから聞いていた場所に行き、元の自分に戻る事を願います。

すべての事情を知ったスーザンは、ジョッシュを車で家まで送り届けます。

車を降り、家へと向かうジョッシュを見送る彼女の顔が、恋人と別れる「女」の顔から、元の姿に戻った少年を現実の世界へと送り出す「愛情豊かな大人の女性」の顔に変化したように、私は感じました。

 

もう、とにかく、トム・ハンクスさんの素晴らしさに、ノックアウトされてしまった作品です。

スーザン役のエリザベス・パーキンスさんも、とてもチャーミングです。

 

後、ストーリーの中で、仕事でも恋でも、ジョッシュをライバル視している同僚のエリート男性が、スカッシュかテニスか何かで(うろ覚えで申し訳ありませんm(_ _)m)ジョッシュをやり込めようとするシーンがあるのですが、 (私もそうなのですが)スポーツ等のフェア・ジャッジを望んでいる方々には、たぶんツボなシーンだと思います。

 

30年近く前の映画ですが、今見ても、とても楽しい映画です。

 

 

 

 

映画「わが心の銀河鉄道〜宮沢賢治物語〜」〜タイムマシーンに乗って会いに行きたい♡〜

今日は、大好きな作家、宮沢賢治さんの人生を映像にして下さった、映画

「わが心の銀河鉄道宮沢賢治物語〜」を紹介させて頂きます。

 

平成8年公開

監督   大森一樹

キャスト 緒形直人

     水野真紀

     椎名桔平

     袴田吉彦

     斉藤由貴(友情出演)

そしてそして、

音楽   千住 明 (偶然ですが、前回の記事と繋がりました!)

 

私は、この映画を、DVDで、昨年初めて観ました。

緒形直人さんの演じる、宮沢賢治像が、私のイメージとどはまっていて、すごく感動しました。作家としてというよりは、「人間」宮沢賢治さんの、独特の魅力、純粋さ、真面目さ、ユニークさ、不器用さ、超ウルトラ級の優しさが、すごつ伝わってくる、感動的な映画だったと思います。

自分のなすべきことは何か、真剣に考え、苦悩しつつ、コツコツと物語を書きため、農業にも貢献しようと尽力する宮沢賢治さん。

宮沢賢治さんが産み出した作品の、圧倒的なオリジナリティーと、万人に希望と優しさ、強さを伝えようとするメッセージ性超ウルトラ級の純粋さと、ユーモアのセンスについて、改めて、色々教えられました。

 

もし、宮沢賢治さんと同じ時代に生まれていて、賢治さんの作品を自分が読んでいたら、私も斉藤由貴さんの演じていた女性のように、追っかけをしたかったなあ…と、妄想してしまいました。

 

わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語 [DVD]

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アニメ「雪の女王」 〜スノーダイヤモンド〜

皆さん、お元気ですか?今日も、私が大好きなものを紹介させて頂きます。

 

2005年にNHKで放送されていた、アニメ「雪の女王」です。

この作品も、敬愛する出崎統監督の手がけた作品です。

リアルタイムでは、見ていなかったのですが、数年前にその作品の存在を知り、DVDを購入し、鑑賞するに至りました。

 

内容は、アンデルセンの「雪の女王」の物語を大筋に、その中に、他のアンデルセン童話を散りばめていく・・・という感じのストーリ展開になっています。

ある意味、大胆な試みとも感じましたが、私は、このアニメも好きです。

 

中でも、私が一番深い印象を受けたのは、オープニング曲の

「スノーダイヤモンド」です。この曲は、

作曲・編曲    千住明さん

バイオリン演奏  千住真理子さん

という、兄妹による、素晴らしい曲だと、私は思います。

 

 


The Snow Queen (Yuki no Joou) - Anime Opening

 

 

雪の女王様」が、最初から最後まで、ものすごく美しく描かれていると、私は感じました。ミステリアスで、神秘的で、冷静で、それでいて、優しさと気高さと美しさを持っている、素敵な女王様です。

主人公のゲルダちゃんの、優しく、お茶目で、決して諦めずに、カイを探し続ける強さも素敵です。

 

個人的なリクエストとしてはいつか、真央ちゃんに、この曲で、滑ってほしいな〜と、思っています。真央ちゃんなら、「女王様」でも、「ゲルダ」でも、どちらでもできるんじゃないかな〜と、妄想しています。

 

エンディング曲の「大好きな君に」(作詞・作曲・歌 小田和正さん)も、とても素敵な曲です。

 

ドカベン魂その12 〜魅力的な高校球児の宝石箱やな!(彦摩呂さん風に♪)〜

皆さん、今日は、アニメ「ドカベン」のまとめ(?)記事を書かせて頂きます。

やはり、どう考えても、私は「ドカベン」という物語が大好きです。

今日は、「山田太郎と対戦するために」あの手この手で挑んできた、頼もしくも粘り強いライバル校の選手たちについて、ざっと書きたいと思います。

 

神奈川県内校では、

「超速球、超遅球、様々な球種で、明訓チームを悩ませた不知火君」

「怪力で、片手打ちの雲竜君」

「(剛腕)土門君」

「情熱と努力で、土門君とバッテリーを組んだ谷津君」

「不気味な能力の持ち主(でもなんか憎めない)、吉良高校の南海権左君」

 

県外では、柔道からの転向組

「背負い投げ投法の、影丸君」

「バーベル持ち続けて培った怪力による超重い球の、賀間君」

「右か、左か、投げるまでわからない、スイッチ投法のわびすけ木下次郎)君」

 

甲子園1年目からの宿敵、「殺人野球と呼ばれていた」土佐丸高校の

犬飼兄弟

「アンダーシャツを巧みに使った投法の犬神君」

通天閣高校の「通天閣打法の坂田三吉君」

福島の「フォークボール緒方君」

江川高校の「中(あたる)君」

3年目の甲子園1回戦で対戦した、

「午後の試合をダラダラと伸ばし、太陽が沈んでから本領を発揮した、ブルートレイン高校のナインたち」

「命がけの仁王立ちにより、キャッチャーへの送球を頭で止め、初めて『不敗明訓』を破った、弁慶高校の「武蔵坊弁慶君と義経君」

 

私が覚えているだけで、これだけ個性的かつ魅力的なライバルたちがいたと思います。

(だれか、抜けていたら、申し訳ありません m(_ _)m)

皆んなとても個性的魅力的で、敵ながら、あっぱれな子達ばかりです。

 

ドカベン DVD-BOX (初回生産限定)

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アニメは、全部で160話もありますが、本当に面白い、野球アニメです。(当時の時代を感じますが)今見ても、とても面白いと思いました。

  以外にも、息子が気に入ってくれたので、アニメ鑑賞後の外出時に、息子に

「やっぱ、ドカベン、面白いよねー! 殿馬君の秘打とか、最高だよねー!」と、調子に乗って話題を振ったら、息子曰く

 

「おーよう てめ…おっかあ、そういう話は、外でふるなズラよ(恥ずかしいズラ…

)」

 

「ちょっちゅね…(すまん、息子m(_ _)m)」

そんな訳で、

 

「こじんぶろぐ〜 はーじーめー ました〜♪」 

 

 読んでくださった皆様、ちんぷんかんぷん記事で、申し訳ありません。m(_ _)m

 

 

アニメ「家なき子」ビタリス師匠魂 〜前へ進めじゃ!〜

皆さん、こんにちは。今日は、アニメ(1977年10月〜テレビ放送)の

家なき子について、書かせて頂きたいと思います。

私が、一番敬愛するアニメ監督、出崎統監督の作品です。

実を言いますと、私はこのアニメの事を書く事も、ブログを始めた、大きな一つの理由なのです。とにかく、私にとって、特別なアニメです。

 

先日、原作本について書かせて頂きましたが、私は最初に、このアニメで「家なき子」の物語を知りました。数十年前に初めて観て以来、何度も繰り返し観ている、私にとって、昔ながらの、大事な人生のバイブル的作品の一つです。

とても美しく、説得力のある映像、脚本、キャラクター設定、美術、音楽、全てが素晴らしいと、私は思います。そして、宇野重吉さんのナレーションも、私は大好きなのです。

 

私は子供の頃、アニメに出会い、大人になってから、原作を読みました。それは、大事な事だと思ったからです。出崎監督の、原作への深い理解、敬意、愛情がすごく伝わってきますし、その物語に、監督にしかできないプラスαな演出やエピソードを、加えてくださっていると思います。

これは、私の勝手な推測ですが、監督が、あえて原作と少し変更したんじゃないかと思う、諸々の部分的ストーリーやキャラクター設定も、私はとても好きです。

私は、原作のマチアも好きですが、アニメの元気で強くてユーモラスなマチアが、より好きです。そしてジョリクールという猿の死の場面も、胸を打たれます。最終話の、レミとマチアの決断も、私は好きです。

原作では、レミが物語を語る一人称ですが、アニメでは、宇野重吉さんによって、男らしい暖かさと冷静さをもって、ナレーションが語られます。その代わり(?)予告のナレーションは、レミ自身(声優:菅谷政子さん)によって紹介されます。

 

物語の中盤で、不幸が重なり、ビタリスはレミを命がけで守り、亡くなってしまいます。それ以降も物語は、波乱万丈に続くのですが、死後においても、レミの精神的拠り所となり続けるビタリス「おっしょさん」が、素晴らしいと思います。

その偉大な存在感は、最終話のラストシーンに至るまで、ずっと、レミたちと、私たち視聴者の心を支え続けてくれるのです。

 

私は、このアニメと出会えた事で、体裁や、見栄のような感情ぬきで、それでも、「いつか結婚し、育児というものに挑戦してみたい 」という、自分の素直な欲求に気づく事が出来たと思います。(プチダノンCMもですが)

 

幸運にも、私はその希望を叶える事ができました。

劇中の、母親としての代表のような、バルブランママ・ミリガン夫人にも、もちろん憧れます。子供達を包み込むような温かい優しさ、女性らしい強さを感じます。

 

私は、劇中のビタリス師匠を通して、「父性とは、このようなものなのだろうか?」と感じました。そして、ビタリス師匠は、おっしょさんとしても素晴らしい人でした。

それと対照的な人物として、「ガロフォリ親方」が登場します。

 

私は、シンプルに考えて、

「ビタリス師匠」弟子の健やかな成長と、その子の幸せな未来のために、助言、尽力できる師匠。

「ガロフォリ親方」弟子を自分の所有物、自分の生活のための道具としか考えていない師匠。

ではないかと、感じています。

 

この物語で、私が一番好きで、憧れるのは、おそらく「ビタリスおっしょさん」です。

女なのに、何でかな?と、思っていた時期もありましたが、今は、「ビタリス師匠」が、優れた芸術と、過酷な人生において、優れた師匠だからなのかな・・・と、感じています。

 


家なき子 オープニング

 

家なき子 DVD-BOX (期間限定生産)

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絵本「かえるくんとがまくん」シリーズ 〜ゆうじょおーって、なんだあっけ、なんだあっけ♪〜

今日は、私の敬愛するアーノルド・ローべルさんの作品、

「かえるくんとがまくん」シリーズの絵本について、書かせて頂きます。

 

この絵本は、「かえるくん」と「がまがえるくん」の、二人の親友が主人公の、とても面白い絵本です。全部で4冊あります。(違っていたら、申し訳ありません)

 

「ふたりはともだち」

「ふたりはいっしょ」

「ふたりはいつも」

「ふたりはきょうも」

です。

 

私はこちらの絵本の一ファンとして、がまくんの事が「他人と思えない」んです。

ズボラーなところが・・・

ネガティブなところが・・・

思い込みの激しいところが・・・

堪え性のないところが・・・

⑤その癖、へんにお節介もののところが・・・

 

それに対し、「かえるくん」は、真逆のタイプです。

例えるなら、山田太郎系」の人…じゃなくて、かえるです。

広い心の持ち主

どこまでも優しい

穏やかなポジティブ・柔軟思考の持ち主

 

こんなかえるくんを親友として暮らしているがまくんは、果報者だなあ〜と、ちょっとジェラシーを感じてしまうほど、ふたりはとても仲良しなのです。

 

一冊の本に、とてもユニークかつ心温まるお話が、5話ずつ書かれております。

ローべルさんの作品は、いつも思うのですが、本当に、文章に、無駄がありません。

それは、「絵本だから」という理由だけではないと、私は思います。非常に分かりやすく、シンプルなのに、絶妙で、ウィットに富んだ文章だと思います。

私は、日本語でしか読んだことがないので、訳者の「三木卓氏」の翻訳のセンスも素晴らしいのだろうと、思います。

 

すべてのお話が面白く、私は大好きなのですが、その中でもお気に入りのお話は、

「すいえい」・・・(ふたりはともだちの4話目)

「よていひょう」・(ふたりはいっしょの1話目)

「くっきー」・・・(ふたりはいっしょの3話目)

「おちば」・・・・(ふたりはいつもの4話目)

「クリスマス・イブ」(ふたりはいつもの5話目)

「あしたするよ」・・(ふたりはきょうもの1話目)

「たこ」・・・・・・(ふたりはきょうもの2話目)

です。

 

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)

 
ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)

 
ふたりはきょうも (ミセスこどもの本)

ふたりはきょうも (ミセスこどもの本)

 
ふたりはいつも (ミセスこどもの本)

ふたりはいつも (ミセスこどもの本)

 

 

子供の頃からそうなのですが、私はとにかく、「友情ストーリー」に弱いなあと、思います。 

 

因みに、この記事のタイトルの副題にパクらせて頂いたのは、随分昔の、「キッコーマンさん」のお醤油のCMで、明石家さんまさんが歌っていた歌です。

 


いいなCM キッコーマン 特選丸大豆しょうゆ 明石家さんま 30秒

 

余談ですが、おそらく、このCMの時代に、深夜に放送されていた、「ファミリー・タイズ」(マイケル・J・フォックス主演)というアメリカのコメディー・ドラマの吹き替えで、このCMが引用されていたのをよく覚えています。

主人公の、結構子沢山の家族に、また子供が生まれるという時のお話で、たまたまテレビの生放送に出演中だった、お母さんが、急に産気づいたため、急遽、その穴を売れないコメディアンが埋めることに・・・その男性が苦し紛れに歌っていたのが、次のような歌です。(うろ覚えです)

「にんしん〜って、なんだあっけ、なんだあっけ、すけべてえしゅの あーるうーちさー うまれってくるのは あっかんぼー♪」

私は、これを見た時、(アメリカでさんまさんの醤油のCMが流れてはいないだろうと思ったので)本にしろ、映画にしろ、ドラマにしろ、訳者の方のセンスって、すごいなーと思いました・・・と・・・

 

絵本の紹介から、全く無関係な話に飛んでしまい、失礼しました。m(_ _)m