芸術は心のごはん🍚

映画・小説・漫画・アニメ・音楽の感想、紹介文などを書いています。

映画「小さな恋のメロディ」②  〜 真の主役 〜

こんにちは!

今日も映画「小さな恋のメロディ

について

第2回目です。

 

私は昨年、迷った挙句、この映画のDVDを購入しました。

で、一人で観ました。(ある意味、複数人で観るのが恥ずかしい作品です)

 

 

今回は、この映画の真の主役とも言うべき、

ジャック・ワイルドさん演ずる「オーンショー君」について少し書きます。

 

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【映画のあらすじ】

 

南ロンドン。

仲良しのオーンショーとダニエルは(おそらく)11歳の同級生。

ダニエルはそこそこ裕福な家庭の一人息子で、母親に溺愛されている、優しくて可愛い男の子。絵を描くことと、切手集めが趣味。

オーンショー(苗字らしいです)は、ダニエルとは真逆のタイプ。わんぱく小僧、勉強大嫌い、ふざけることが大好き。本当はとても優しいのに、突っ張って、学校の先生にも反発的で、友達にも(ときには)女の子にも意地悪なことを言っちゃいます。

詳しくは描写されていないのですが、彼の家は経済的に貧しく、彼は親友のダニエルに対して、その事で少なからず引け目を感じているようです。

余談ですが、ダニエル君のお母さんは、オーンショー君のことを息子の友達にはふさわしくないと思っています。

 

あるのどかな放課後、二人は、バスに乗って街へ遠出と洒落込みます。

そのときに流れる名曲が、こちらです。

 

ギヴ・ユア・ベスト

ギヴ・ユア・ベスト

  • provided courtesy of iTunes

 

ローティーン、少年の友情ソングだと、私は思いました。

 

というわけで、この映画は、

「男の子たちの友情」

も、大きなテーマになっているのです。

ぶっちゃけ、オーンショー君がいなければ、この可愛らしい恋は、始まっていなかった・・・?かもしれないのです。

 

メロディちゃんは、可愛くてチャーミングな女の子です。

ダニエル君も、優しくて素敵な男の子です。

 

が、1(元)女子として、私は断然、

「オーンショー」君派です✨

腕白だけど、まだ、女の子よりも男の友情が大事!!!というところがですね、微笑ましいのです。

でも、親友が悩んでたり、ピンチの時は、

「ガッテン!俺に任せとけ!」

と、頑張る。突っ張る。

 

そんなオーンショー君も素敵です。

 

 

映画「小さな恋のメロディ」①  〜 マイ・フェア・ガール 〜

 こんにちは!

 

今日は、映画「小さな恋のメロディ」(1971年イギリス映画)について、少し書きます。

おそらく、一度の記事では、この映画について書きたいことを

書ききれないと思います。

ポツポツ、書いていきたいと思います。

 

今日は第一回目です。

 

私はこの映画を、やく20年ほど前に、20代後半で(おそらく)初めて見ました。

その時は、かなり「自分を見失っている」時期だったので、私はこの映画を鑑賞後

 

「っけ!」

 

と思ってしまいました。

 

昨年、この映画の音楽の素晴らしさを思い出し、私は「サントラCD」を購入しました。改めて聴いて

 

「超 名曲揃い」

 

という事が分かっただけでなく、歌詞カードに書かれた映画のあらすじ、紹介文のおもしろさに驚きました。

 

「ええ!この映画って、そんなにオモロ可愛い、胸キュン ストーリーだっけ?!」

と、思うに至り、結局、映画も久方ぶりに見たのであります。

 

そして思いました。この映画は

 

「子供(主人公)の・子供(出演)による・大人のための 映画」

なのではないかな?と

 

そして、テーマは決して「純愛」だけではありません。

「学校」

「勉強」

「友情」

「教師」

「生徒」

「家族」

「親」

「子供」

「男子」

「女子」

様々なテーマについて描かれています。

どんなに文明が発達しても、(約50年後の)現代にも相変わらず猛威を振るっている問題を、この映画の中に感じます。

 

この映画の魅力について、私が感じた一つの発見があります。

それは子供たちがみんな、とてつもなく可愛いのに、誰一人として

「大人(教師・親)にとっての

良い子ちゃん・良い子くん」が 出てこない

 

という事です。子供がみんな子供らしく、とても生き生きとしています。

 

 

私は、この映画を、ぜひ、30歳以上の大人にみなさんに、オススメしたいと思うのです。

 

不朽の名作だと思います。

 

プロローグの、こちらの曲も素敵です。

イン・ザ・モーニング

イン・ザ・モーニング

  • provided courtesy of iTunes

 

こちらの可愛らしい曲も名曲です✨

メロディ・フェア

メロディ・フェア

  • provided courtesy of iTunes

 

 

この映画を見て思いました。

人間・生き物の一生は、一日のはじまりから終わりに、似ているのではないかと。

そうして、若い世代、子供世代というのは、

「朝」

のようなのではないかなと。

 

そういうことを考えさせられた映画です。

 

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小さな恋のメロディ ― オリジナル・サウンドトラック

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そんなわけで、久方ぶりにお絵かきをしました。

 

 

お付き合いありがとうございます。

絵本「ものぐさトミー」  〜 改めて謎だらけだと思った絵本 〜

こんにちは!

今日は、随分前の過去記事を、失礼します。

 

obachantoarts.hatenablog.jp

 

昔は、絵本や児童書の読み聞かせをしたものですが、ここ一年くらい、しなくなったなあと感じています。

ムスコ本人は、漫画の「日本の歴史」シリーズばかり読んでいます。

 

お付き合いありがとうございます。

アニメ「ピアノの森」 〜 茶色の… 〜

こんにちは!

今日は、今月27日より、放送開始となるアニメ

ピアノの森」の紹介です。

 

piano-anime.jp

 

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いよいよ後半が始まります。

ワクワク♪

超ウルトラ素晴らしい作品です。

できれば、漫画もお勧めです。

過去記事はコチラ↓

 

obachantoarts.hatenablog.jp

obachantoarts.hatenablog.jp

 

余談ですが、息子の近況を。

 

先日、連絡帳を見たら、音楽の時間の内容に

 

「茶色のこぴん」

と書いてあったので・・・

数分笑いが止まりませんでした。

それで思ったんです。

おそらく、音楽の先生も、「ピアノの森」お好きなのではないかと。

「茶色のこん」

と言う曲は、この漫画の中で、とても重要な曲なのです。コチラの曲です。

師弟関係を繋いだ、特別な曲です。

 


【ピアノの森】茶色の小瓶 Little Brown Jug

 

たしかこの曲の「小瓶」は、酒瓶のことだった様な気がします。違いましたら、申し訳ありません。m(_ _)m

 

そして、息子・なう は・・・

 

なにやら書き物をしながら、鼻歌を連発。

 

「カーモンベイビー アメリカーン」

「ジョイフル」

ひこうき雲

やさしさに包まれたなら

ライブ(?)「lemon」

 

・・・さっき、紅白録画をもう一度見たからかと。

 

一人紅白メドレーやってます。

 

おそらく、サザンで、締めてくれると、密かに期待してます。

 

あ、今 「アーチーチ アーチ」に!

私の心の替え歌「ひろみ・ごー で・しょっかー? ♪」

 

お付き合いありがとうございます。

新年あけましておめでとうございます  〜 朝 〜

皆様、明けましておめでとうございます。

 

本年も、よろしくお願い致します。

 

今年は、色々と、好きなものの紹介、そして、育児、教育、家族関係について、思うことを、書いていきたいなと考えています。

 

皆様のご多幸、ご発展を願い、今年の音楽紹介は、こちらの曲で、はじめさせて頂きます。

 


The Bee Gees - Morning of my life ( Very Rare Original Footage U.K TV 1972 )

 

英語歌詞は、こちらで確認しました。

ビージーズ インザモーニング 歌詞 - Google 検索

 

日本語訳は、こちらで確認しました。 

beegeedays.com

 

昼時に近い更新となりましたが、

朝は、希望の象徴だな、と、思いました。

 

イブイブな夜に 〜 クリスマス・ソング 〜

こんばんは!

イブイブ(で、良いのでしょうか?)な夜に、クリスマス・ソングの紹介です。

 

うちには、こちらのCDがあります。

確か、去年の冬あたりに購入しました。

そうだ!今のうちに聴いとかないと、と思い、今日、聴きました。

 

Jポップの、特に80〜90年代の、クリスマス・ソングの名曲集で、2枚組、女性ボーカル集、男性ボーカル集に分かれています。 

 

改めて聴いてみて、90年代ものが多くて・・・そういう時代だったのかなあと思いました。

その中でなんか、可愛くて優しい、和む一曲をご紹介します。

 

KAN さんの KANのChristmas Song  です。

 


KANのクリスマス・ソング

 

この曲以外も、女性版、男性版、どちらも名曲揃いですよ♩

 

皆さま、良いクリスマスを🌟

「町田樹の地平」 〜 藝術は … 〜

こんばんは!

先ほど、

町田樹の地平(付録つき限定版)」という本(写真集というべきなのでしょうか?)

を手にして、まだ、(インタビュー等の文章の部分を)完読できていないのですが

ものすごく感動してしまいました。

 

改めて、町田くんは、素晴らしいアスリート、アーティスト、クリエイター、チャレンジャー、学者、男性、若者であり、人間だと思いました。

 

町田くんの生き方から私はいつも、

「主体性」「独自性」「情熱」「愛情」「優しさ」「知性」

とは、

なんぞやーーーーー

というようなことを、教えて頂いています。

この感動は、「オフコース」さんの歌の歌詞に例えると

とても「ことばに できなーい ♩」

という感じです。

私は、町田くんの超ウルトラプログラムで、まだ観ていなかったものが二つありましたので、この機会にブログにアップさせて頂こうと思いました。

 


JO2018 Tatsuki Machida 町田樹 ダブル・ビル —— そこに音楽がある限り

 


PIW横浜2017 町田樹 Don Quixote Gala 2017:Basil's Glory

 

この本の付録がすごいのですが…

詳しく書いてはいけないような気がするので、ここまでにしておきます。

 

一人でも多くの方々に、

フィギュアスケーター 町田樹

が成し遂げてきた表現を知って頂けたら、とても嬉しいです。

ローティーン・ハイティーン  〜 憧れ 〜

 こんにちは!

 

 

 

唐突ですが、私が、アメリカの作家として尊敬している作家さんの中に、「スティーブン・キングさん」がいらっしゃいます。

でも、「完璧なるファンです」とは、言えません。

なぜなら、私は「ホラー」がダメなビビリーだからです。

そんな訳で、私が読破したのは単行本で

 

スタンド・バイ・ミー

ゴールデン・ボーイ

「グリーン・マイル」

エッセイ的な著書として

「小説作法」

という本を読みました。

 

小説作法

小説作法

 

 

余談ですが、私がこの本を購入した頃は、「(フィクションの)小説を書く」事に憧れていました。

しかし、残念ながら、私は文章を書く事は大好きなのですが、

フィクションの物語を作り上げる」

という才能は、残念ながら、母のようには恵まれなかったようです。

そんな訳で、数年前から「ブログ」を始めました。

 

映画だけで見た作品としては、「狂犬病」の恐ろしさをスリリングに描いた映画

「クージョ」

でした。

物凄く怖かったんですが、ただ怖いだけの映画ではありませんでした。

 

ホラーダメにもかかわらず、私がキングさんの本を購読したのは、やはり、映画で

スタンド・バイ・ミー

に出会ってしまったからです。

原作も読まずには、いられませんでした。

 

私が「少年の」「男性の」親友レベルの「友情ストーリー」に、物凄く憧れるようになったのは、おそらくこの映画と小説の影響が大きいと思います。

 

 《あらすじ》

1956年、オレゴン州の田舎町、キャッスル・ロック。

小学生最後の夏休みもあと数日…という、夏の昼下がり、仲良しのクリス、ゴーディ、テディ、バーンの4人組は、バーンが兄の会話を盗み聞きし、森の中に、電車にはねられた少年の死体がある事を知る。死体を発見したら、有名になれると思った4人は、両親たちに嘘をつき、徒歩で、死体探しの旅に出る。

 

それぞれ今後の進路、家族の問題、心の傷を抱えた少年たちの、二日間の旅を通しての成長、友情、忘れがたい少年時代の思い出を、ノスタルジックに描いた名作だと思います。

 

このストーリーの主人公は「ゴーディ」という、文章を書くことが好きで、ナイーブ、そして家庭環境による孤独と劣等感を抱えた少年です。

親友の「クリス」は、貧しく、乱暴で飲んだくれの父や複数の兄たちの存在によって、世間から誤解され、傷つきながらも、懸命に前向きに生きようとしている少年です。

二人は、お互いを理解し、支え合います。

 

原作を読んで、16才ながら、他人事とは思えなかった部分があります。

小説のかなり最初の方で、語り手である「ゴーディ」自身の生い立ちが、映画よりも詳しく語られるのですが、改めて驚きました。

 

彼の両親は、結婚してなかなか子供に恵まれず、殆ど諦めていた頃に、彼の兄を授かります。そして、医者からも「子供は(おそらく)この子だけになるでしょう」といわれていたのに、40才を過ぎてから「ゴーディ」を授かった…と言うことです。

彼もまた、顕著な虐待は受けなかったものの、望まれて生まれた訳ではない、という環境の中で、複雑かつ寂しい幼少時代をおくっていたのです。

 

 私がこの映画を見たのはおそらく、高二の時でした。

私は、「ゴーディ」に共感する一方で、「クリス」という理解者・友達に、憧れずには、いられませんでした。

そんな訳で、私は「クリス」を演じた「リバー・フェニックスくん」にも、強く憧れたのだと思います。

 

おそらく下の二つの絵は、私が18才ごろに描いた絵だと思います。

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私は、スクリーン上では、

中学3では、「ネバーエンディング・ストーリー」の「ノア・ハサウェイくん」に

高校時代からは、「リバー・フェニックスくん」に憧れていました。

  

改めて思うのですが、当時、特にローティーンの私が、一番求めていたのは、「ゴーディ」にとっての「クリス」の様な「理解者」とか「友達」という存在だったのではないかなと。

  

今日のBGMは、やはりこちらの曲です。


The Best of Ben E. King (full album)

 

歌詞と和訳はこちらで確認しました。

www.study-lyrics.com

 

こちらは、映画の予告編です。


映画『スタンドバイミー』 予告編

 

余談ですが、やはりハイティーンの時、同じく高校2年の頃、私は、高校の友人から、

「banana fish」という漫画を借りて読み、どハマるのでありました。

 

お付き合い、ありがとうございます。