芸術は心のごはん🍚

映画・小説・漫画・アニメ・音楽の感想、紹介文などを書いています。

映画「ビッグ」〜体30歳、心12歳の主人公…トム・ハンクスさんは凄い!と思った作品〜

※申し訳ありません。ストーリー説明で、少し勘違いしていたところを、一部訂正させて頂きました。(ジョッシュの入社の経緯について、5月22日に訂正)お読みになられた方、大変申し訳ありませんでした。

今後、この様な事がないよう、努力いたします。

 

80年代の映画「ビッグ」です。私はこの作品を、映画館で観ました。

監督 ペニー・マーシャル

脚本 ゲイリー・ロス アン・スピルバーグ

 

キャスト

ジョッシュ   トム・ハンクス

スーザン    エリザベス・パーキンス

マクミラン社長 ロバート・ロッシア

 

多分、ファンタジー&ラブ・コメディーという感じの作品です。 

ニューヨークからあまり遠くはない(と思われます)町の中流家庭に住む、12歳の少年ジョッシュには、同じ学校に、密かに気になっている大人びた美少女がいます。

ある日、移動遊園地に行ったジョッシュは、気になるあの子が、ジェットコースターに乗ろうとしていたので、自分もその後ろに並び、彼女の気を引こうと試みます。が、彼は身長確認で、「身長が足りないから、乗れない」と言われた上に、彼女が、年上で車を持っている少年と一緒に来ていたのを知り、惨めな思いをします。傷心の彼は、園内で、怪しげなマシーン「ミステリー・ゾルダー」に引き寄せられていきます。

マシーンにコインを入れ、促されるままに、願い事をするジョッシュ。

「大きくなりたい」

次の朝、目覚めた彼が、洗面所の前に立つと、鏡には、見たことのない大人の男が映っていた!!!

母親に(ジョッシュを誘拐した)誘拐犯と間違われ、家に居られなくなったジョッシュは、親友のビリーに助けを求め、なんとかジョッシュだと理解してもらう事に成功。ビリーの助けを借り、ジョッシュは、もう一度「ミステリー・ゾルダー」を見つけ出し、元に戻してもらうまでの間、ニューヨークで一人で自活する事に…

最初は、おもちゃ会社に入社し、(コンピューターに、データーを入力する系?のお仕事)休日に、たまたま入った、その会社の大型おもちゃショップで、無邪気に(心と脳みそ12歳なんで)遊んでいるところを、会社の社長に気に入られたジョッシュ。その後、トントン拍子に出世し、キャリア・ウーマンのスーザンと恋に落ちたりと、大人社会の諸々を、経験する事になります。

 


日本版予告篇 / ビッグ

 

 

ここからは、あえて、ラストについて書かせて頂きます。

 これから、ご覧になる予定の方は、読まないようがよろしいかとm(_ _)m

 

 

 

いろいろあった後、ジョッシュは、「ミステリー・ゾルダー」があると、ビリーから聞いていた場所に行き、元の自分に戻る事を願います。

すべての事情を知ったスーザンは、ジョッシュを車で家まで送り届けます。

車を降り、家へと向かうジョッシュを見送る彼女の顔が、恋人と別れる「女」の顔から、元の姿に戻った少年を現実の世界へと送り出す「愛情豊かな大人の女性」の顔に変化したように、私は感じました。

 

もう、とにかく、トム・ハンクスさんの素晴らしさに、ノックアウトされてしまった作品です。

スーザン役のエリザベス・パーキンスさんも、とてもチャーミングです。

 

後、ストーリーの中で、仕事でも恋でも、ジョッシュをライバル視している同僚のエリート男性が、スカッシュかテニスか何かで(うろ覚えで申し訳ありませんm(_ _)m)ジョッシュをやり込めようとするシーンがあるのですが、 (私もそうなのですが)スポーツ等のフェア・ジャッジを望んでいる方々には、たぶんツボなシーンだと思います。

 

30年近く前の映画ですが、今見ても、とても楽しい映画です。