今日は、高畑勲監督が手がけられた、テレビアニメ
「赤毛のアン」について書こうと思います。
これは私の勝手な妄想ですが、もしもいつか、息子から
「おれ、好きな子できた」もしくは「彼女できた」という報告を受けたとしたら、
私は、息子にこう言うでしょう。
(マスター・ヨーダ調に)
「(息子よ)フォース…じゃなくて
『(赤毛の)アン』を読め。アニメも観るのじゃ✨」
もうですね、乙女心のなんたるかを、教えてくれる、これ以上の教本(?)て、あるのだろうか…と思う私です。
この作品は、日曜夜の「カルピス劇場」「ハウス劇場」の時間帯で放送されていた
数ある「名作アニメ」の中で、私が
一番好き✨
な、アニメです。
今の息子の年ぐらいに、リアルタイムで観ていて、子供ながらに、毎週感動していました。
その後、中学生になってから、原作を読みました。が、「アニメ」→「原作」でも、全く違和感というものは、感じませんでした。
少女の頃は、アン目線で、ストーリーを追っていましたが、最近はどちらかというと「マリラ&マシュー・カスバート」兄妹目線で、見てしまいます。が、それでも、今でも観るたびに、
まだ幼く癇癪持ちのアンにも、
すっかり娘らしく成長したアンの変化に気付き、無性に寂しさを覚え、泣いてしまう
マリラにも、
非常にシャイで、女性が苦手なのに、アンには首ったけになってしまうマシューにも、
自分の中の一部を見るようで、深く共感せずには、いられません。
人物の描写も素晴らしいですが、プリンスエドワード島の自然美の描写も、もう芸術だよなあと思います。この島の美しさに、多くの視聴者が憧れたことでしょう。
音楽も素晴らしいです。
あと私は、羽佐間道夫さん(旧「銀河英雄伝説」では、ワルター・フォン・シェーンコプという素敵な役を演じていらっしゃいます)のナレーションも、大好きなんです。
真の傑作、色褪せない不朽の名作だと思います。
あと、最近思うのですが、私が尊敬する男性の監督さんや作家さんの一つの共通点は、
「女性が共感せずにはいられない魅力的な女性像を描けるクリーエーター」
の方々だと思います。
余談ですが、この記事書いていて、思ったことがあります。
男性が「赤毛のアン」を知ることで、女性心理を学べるのだとしたら、
「トム・ソーヤの冒険」とかを、なんども見た自分は、男性心理が、もうちょっとわかるはずなんじゃないかなと💦
多分、夫にこの考えを伝えたら…鼻で笑われそうです💦
因みに夫は、90%以上の確率で「赤毛のアン」のストーリーをほとんど知らないはずです。その点に関しては、
そーら やっぱりね(だからよきっと!)✌️
と、鬼の首とったような気持ちになる私です。
故にですね、私はですね、もしも息子が「恋」に目覚めたら、やっぱり
「フォース…じゃない 『アン』を観るのじゃ✨」
と、助言したいなと妄想している、
月曜日の昼下がりです。
おつきあいありがとうございます。