こんにちは。
今日は「春分の日」ですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、カズオ・イシグロ さんの、こちらの小説について少し書きます。
私はこちらの作品を、昨年、オーディブルの朗読で聞き、内容を知りました。
読んだ事もなく、内容のあらすじも知らずに、朗読で聞くという事を、
個人的に、初めてトライした作品でした。
感想も、あらすじも、私には、どう説明したら良いかわかりません。
ただ、カズオ・イシグロ さんの作品に触れる3冊目を耳で聞いて、
私個人が改めて感じたことを、少し書きます。
この小説の語り手は、タイトルにもある「クララ」です。
「クララ」の一人称で、淡々と、思慮深く、思いやり深い言葉で、丁寧に語られていきます。
複雑で、難しい部分もあるのに、とても分かり易いと、私はいつも感じます。
『わたしを離さないで』の主人公の「キャシー」と共通点があり(と私は思います)、
「クララ」も生み出された瞬間から与えられた(?)使命(?)があります。
反面、権利や自由は、あるとは言えない存在です。
それでも謙虚で、有能で、思慮深く、思いやり深く、前向きに行動していくクララに、一読者の私も、とても力を頂いたと思います。
できれば、何度でも読み返したい作品です。
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季節の変わり目ですが、皆様、ご自愛ください🍀